【しおんのストーリー⑧】ミミがアメリカン・レストランにやってきてから、デートへ発展

しおんのストーリー

こんにちは、しおんです。

この「しおんのストーリー」では、私の40年以上の生い立ちの中で、とても衝撃的で強く印象に残ったできごとを紹介しています。

前回は「ミミ」が職場にきたことによって、楽しく心地よかった私の職場は、ゆううつな場へと変わってしまったことをお伝えしました。

今回はそのつづきです。

それではストーリー⑧をどうぞお楽しみください。

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ミミがアメリカン・レストランにやってきてから

ミミが私のつくる蕎麦にたいして「そんなスープなんかわざわざつくらなくても、インスタントの液をお湯で薄めればいいじゃない?」と軽口をたたいてきてから、私は、はらわたが煮えくり返る思いをし、それから私はできるだけ彼女を避けるようにした。

ウェイトレスが「日本食」のオーダーを受けた場合は、私に注文を通すことになっていた。ミミも「日本食」のオーダーを受けた時は、キッチンにいる私のところに伝えにくるので、いやがおうでも顔を合わせなくてはならなかった。

ミミは私にオーダーの紙を渡すと、何ごともなかったように、さっとまたホールへと戻っていく。

私があまり「ミミ」と関わりたくなく、不愛想にしていてたのと、彼女もあまり私に興味がなかったのか、あまり話してこなかったのだったが、彼女がレストランで働くようになってから1ヶ月ほどすると、なぜか、なにも用事ないのにキッチンに立ち寄り、私にいろいろと話かけて来るようになった。

(その当時、私はミミのことが嫌で嫌でたまらなかった)

顔を合わせているうちに情がわいてきたんだろうか…。

しかし、私はあいかわらず「ミミ」とうちとけることができなかった。

それからしばらくすると、「今度、ご飯でも食べにいこうよ」とミミのほうから食事に誘ってきた。

そのとき「なんで?」と思った。というのも、ミミには彼氏がいると聞いていたからだ。

「なんでオレなんかをわざわざ誘うの?」と思った。「何かたくらんでいるのかな?」「とさえ思った。

私はその食事の誘いを受け、私が休みの日の、次の日曜日に行くことに決まった。

ミミとのデートの1日

そしてデート当日の朝、ミミが私のアパートの部屋まで迎えにきた。

ドアを開けると、ミミはものすごい丈の短い、お尻がはみ出ているジーンズのショートパンツと白い長そでのYシャツ姿でドアの前に立っていた。

どうして、ミミがわざわざ私の住んでいるアパートの部屋まで迎えにきたかというと、ミミは最近、私と同じアパートに越してきていて、ミミから当日は私の部屋に迎えに行くからいう話しの流れからだった。 

ミミの部屋は私の一階下の階にある。

ミミが私の部屋に来たとき、「部屋の中見ていい?」といって、返事もしないうちに勝手に中に入って来た。 

ミミはあまりにも、セクシーな格好だったので、「オレのことを服装で挑発しているのか?」と思った。

私は自分の下心をかくすのが大変だった。

私はそのとき彼女に殺意をおぼえた。「オレがどれだけこの見知らぬ土地で、ガールフレンドもできず、女っ気のない日々を過ごしているのに、どうしてお前はそんな挑発するような格好で来やがったんだ?オレのことをおちょくってるのか?」と頭の中が暴走しそうだった。

ミミは私の部屋の中をさっとみて「なかなかいいとこじゃない」といい、くるっと踵をかえし「さぁ行こう」とドアに向かい部屋の外へ出た。

私はミミのその格好に、男が抱く妄想で頭を狂わされそうになり、くらくらしながら部屋を出てドアを閉めた。

ミミの白い長い脚をなるべく見ないようにして、彼女についていくとレストランの駐車場に停めている車に案内された。彼女は車を持っていた。左ハンドルの白い三菱ギャランだった。

私は助手席に乗った。ミミが運転席に乗ると、彼女のすらりとした長い脚がさらにあらわになった。

彼女は運転をしながら一方的に話しをしてきた。私はミミが話すことに答えることができず、ただ「ふんふん」とうなずいてばかりだった。 

片側5車線あるフリーウエイにのり、30分ほどで、ロサンゼルス西海岸にある「サンタモニカビーチ」へとたどり着いた。

車から降り、サンタモニカの街を歩いた。ウィンドウショッピングをしたり、一緒に海岸沿いを歩いたりした。そしてそこでも私は一方的に彼女が話すのをただ聞いているだけだった。

そのとき私が話したことといえば、

「服のセンスがいいね」

くらいしか覚えていない。

私はミミとまともに会話ができず、ひたすら聞き役にまわった。

サンタモニカには以前から電車に乗って一人で何回か訪れたことはあるが、今日みたいに容姿端麗なミミと一緒だと、一人でビーチに来て寂しい思いをするのとは、うってかわってテンションがあがった。

しばらくそうして時間を過ごしたあと、私たちはまた車に乗りサンタモニカを後にした。

1時間くらい車を走らせ、到着したところは今まで訪れたことがない街だった。

ミミから聞くとここは「パサデナ」という街だそうだ。

そしてミミのチョイスした、レストランでランチをとることになった。

私たちはパティオの席に座り、私はメニューからパスタとビールを選び注文した。

人気店なのか、客が多くものすごい込んでいる。ウェイターがせわしなく動いている

料理がくるあいだ、私は彼女の話に耳を傾けた。

話す内容は女性に定番の恋(異性)の話しだ。

今は黒人の彼氏とつきあっているが、別れたモト彼の韓国人とも今でもちょくちょくあっていて部屋にも連れてきているということだった。

話を聞きながら、なぜか少し嫉妬した。

さらにこんな、内々の話しまでうちあけてきた。

ミミが働いているナイトクラブの韓国人の客とデートをし、ホテルに行って客がシャワーを浴びている間に財布の金を抜き取り、そのままホテルをあとにした話し。

白人の紳士に2000ドルで買いたいといわれ、「2000ドルだから結構いい金額なんで了解し、ホテルでは男の下で自分は何もせずただ横になっているだけだった」という話し。

それを聞いて、私は「キレイな顔をしてかなりビッチなんだな」と苦笑しながら思った。

そんな話しを聞きながら、ミミが今日私をデートに誘った意味がわからず不思議に思えたのだ。

私がそんなビッチなミミから意外な一面をみたのは、散歩してつかれたので、2人でベンチに腰かけたときだった。

20代くらいの東南アジア系の外国人の女性を見ながら、「こうしてみると、人って人種が違ってもみんな似ていて同じだって思うなぁ」とミミがつぶやいた。

その東南アジア系の2人は、はっきりといって、容姿がおせじにもキレイといえるほうではなかった。意外だと思ったのはモデル並みの容姿をしている彼女が、自分とその女性2人を似ていて同じだといったことだ。

私は彼女のことを誤解していたのかもしれない。そして、以前からキレイ=性格が悪いとどこかで先入観をもっていた。そんな自分がとても恥ずかしく思えたのだ。

食事を終え、レストランを出てから、パサディナの街をぶらぶら散歩をし、陽がかげりはじめたころ私達のデートは終盤をむかえるのだった。

つづく

次回はミミとのデートのつづきをお伝えします。

ぜひ、次回もお楽しみください。

次へ>>【しおんのストーリー⑨】ミミとのデートは終盤をむかえる

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最後まで読んでいただきありがとうございます。次回、またお会いしましょう。
でわっ!

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