【しおんのストーリー第2章②】人生が一変する前のいくつかの不思議な【前兆】とは

しおんのストーリー

前回のシリーズ①ではアメリカでの仕事に挫折し、日本での生活の13年間は屈折ともよべる「試練」の時代を過ごし、13年後にまた人生をがらりと変えるできごとがおこるのですが、その前兆とよべる「不思議な体験」にいくつか遭遇したことをお伝えしました。

今回はそのつづきを紹介します。

では、ストーリー②をどうぞお楽しみください。

※私の「プロフィール」、「しおんのストーリー第1章」をまだ読んでいない方は、ぜひこちらをご覧ください。


>>【プロフィール】海外で「コネなし」「仕事なし」「預金なし」「友人なし」で無一文になり復活をとげた、転職コンサルタント、カー・トレーディングアドバイザーの話し

>>【しおんのストーリー】役者になることを断念し、食品の個別宅配のアルバイトをしながら、パチスロ中毒になり、人生の路頭に迷ってから、アメリカ合衆国に移住するキップを手に入れた話し【シリーズ①】

人生が一変する前のいくつかの不思議な【前兆】とは

38歳2月【前兆】トラック運転中に大事故、意識不明の重体になっている【パラレルワールド】

38歳2月のとある日の午後8時ころ。

積車という車を載せられるトラックで、お客さん宅への新車の納車を終え、会社に向かっている道中のことだった。

比較的車通りの少ない県道を時速80km/hで軽快に走っていた。

ゆるく右に曲がるカーブにさしかかったとき、反対車線の向かいから大型トラックが走ってきていて、その大型トラックを、私が走る車線をめいいっぱい使い、猛スピードで追い越そうとしてきた別の大型トラックがこちらへと迫ってきた。

追い越しをかけている大型トラックは、私の積車に気づきあわてたのか、スピードをさらに上げ追い越しをかけようとする。

追い越しをかけている大型トラックが目の前まで迫ってきた。

道路が両車線とも大型トラックでふさがれた状態だ。

私はハンドルを思い切り左に切り、ブレーキを思い切り踏んだ。「ああ、もうだめだ、こもままだと車体右側がぐしゃぐしゃになる」と思い、反射的に左側の助手席にジャンプしようとした。

目を思い切りつむる。

「ガシャガシャ、グシャ、ガリン、ガリガリガリ、バラバラバラ」という音とともに運転席側のボディがぐしゃぐしゃになり車内にフロントガラスが飛び散って、私の体の半分が衝突した車体に挟まれぐっしゃぐっしゃになっている音と映像が脳裏に焼きついた。

それから30秒ほどしただろうか、恐怖ですぐに目が開けられない。

私は生きているのだろうか、意識はあるようだ。でも、もし生きていたとしても半身不随になっているだろう、、、。

目をおそるおそるゆっくりと開けてみる。

私の手先に目をやった。手先は動くようだ。足もそのままの状態だ。胴体もそのまま無事だ。

積車の車体はどうだろう?フロントガラスは割れていない。ドアを開け外に出てみる。

反対車線の後方の道路の遠くまでみた。追い越しをかけてきた大型トラックも追い越しをかけられた大型トラックのテールランプも1km先まで見渡せる道路なのにすでにない。

積車の状態をみる。運転席前方の損傷はない。

後続車はどうだろう、思い切りブレーキをかけたので後続車がいたら、後ろから追突しているはずだ。

積車の後ろにまわる。後続車はいなかったようだ。車は後ろから1台もなかったようだ。すいている時間帯とはいえ県道なので普段なら車の往来があるはずだ。

道路面をみて私は再び「はっ」とした。タイヤの痕跡が道路に全くない。時速80kmで急ブレーキをかけたらタイヤがスリップした痕跡は必ず残るはずだ。こげ臭さもなかった。

不思議なことがあるものだ。まるで別の空間の同じ場所にタイムスリップしたかのようだ。

「見えない何ものかによって別次元に運ばれたのだろうか」と考察する。

「私は助かった」、「いや、何かの力によって助けられた」のだ。ほっと胸をなでおろした。

神様、守護霊様、ご先祖様に助けられた。

積車のボディをポンポンと叩き「ありがとうな」と声をかけ、運転席のドアを開け車に乗り込んだ。

今度は制限速度で慎重に会社に向かって積車を走らせ、会社に帰る運転中、ずっと今起きた不思議なことを回想した。

会社に着いてすぐに積車をいつもより丁寧に洗ってあげた。

このときの経験で、「私は一度死んだ人間だと思い、これからの人生は死んだらできなかったことを、好きなことだけを、思う存分しよう」と決心したのだった。

このことは奇跡だった。物理的には絶対に避けられない距離まで対向車の大型トラックは目の前まで迫っていたのだ。

神様か、ご先祖様か、守護霊様かなにか見えない力によって私は生かされた。

39歳 4月【前兆】新車営業のトップセールスマンとして表彰される

年に一回、会社の行事で、「決起大会」という各部門の社員、アルバイト全ての者が300人ほど集結するパーティーがある。

会場はホテルの結婚式場の大広間を貸し切りにする。

「決起大会」では社長を筆頭に各部門のトップが1年の抱負などをスピーチしていく。

その「決起大会」で私は、過去1年間の新車販売成績のトップセールスとして、300人の前で表彰された。ステージに上がるのは自尊心が高ぶり、鼻が高かった。

でも、もう仕事には熱が入らなかった。表彰されて嬉しかった気分とは裏腹に、「決起大会」が終わってからは、仕事に行くのがどんどんしんどく感じていた。

39歳6月【前兆】 好きなことだけして生きていけ

仕事にやる気が全く出ない。決起大会が終わってからは、「燃え尽き症候群」のようになっていた。

仕事を終え、家に帰って酒を飲み、「また明日も仕事かぁ、、、」と思いながら布団にもぐり、目が覚めてからも、起きあがるのがしんどい日がつづいた。

そんなころ、行きつけの本屋で「好きなことだけして生きていけ」というタイトルの本がパッと目に入ってきた。

その場で、むさぼるように読みレジへと向かった。

「自分は好きなことをしているのだろうか、、、」

「あの日、積車に乗って事故を起こして死んでいたら、自分の生きてきた人生に後悔はなかっただろうか、、、」

毎日「好きなことだけして生きていけ」を読みながら、そのことを思いつづけた。

39歳8月 辞表提出

40歳の6月に会社を辞めて起業すると決めていたが、「もうこれ以上は我慢ができない」と思い会社に辞表を提出した。次の仕事は決まっていなかった。

退社の日は会社の規定により11月15日となった。

39歳 11月【前兆】後輩にさそわれた居酒屋にて奇跡が起こる

辞表を出してから、そのあとのことは仕事も含めなにも決めていなかった。

それは新車ディーラーの仕事を退職する11月15日に押し迫ったさなかのできごとだった。

今日もやっと仕事が終わると思っているときに

「しおんさん今度めし行きましょう!」

とめずらしく後輩Tから誘われた。

私が会社を辞めることに、気づかって誘ってくれたのだろう。

ふだんから人づきあいが悪い私だったが、その日はなぜか「わかった、それなら今日行こう、あの居酒屋へ行こう」と思い立ったら吉日で言ってみた。後輩Tは同意した。

 居酒屋に行き後輩Tと2人で飲みはじめ、世間話しをした。

われわれより先に来ていた6人のグループ客が帰り、店内は私たち2人だけとなり、BGMだけが流れ店内はシーンとした。

ガラガラガラと勢いよく、居酒屋のエントランスの引き戸が開く音がしたのでそちらをみた。すると会社の社長だった。

社長はこの居酒屋のオーナーで、飲食業としても多店舗展開をしていた。

社長は私が会社を辞めるのを案じて、

「お前、次やること決まってるのか?」と聞いてきた。

「何も決まってません」

というと、

社長は、ふふっと含み笑いをし、

「じゃぁ、フィリピン行け」

とひとこと、そういった。

「えっ、マジっすか?」

その「フィリピンに行け」というのは、会社がこれから海外に展開する海外事業部の、あるプロジェクトのことだった。

私にとっては「願ったり、叶ったり」だった。

以前からこの会社の海外事業部のプロジェクトに興味があったし、海外で起業するという思いもあったからだ。

会社を辞めようと思ったとき「もう2度と私の上司はいらない」と誓っていたのだが、私が理想としている経営者の一人であるこの社長の事業であれば、吸収できることもあリ、やってみたいと思えた。

39歳11月15日 新車ディーラーを退職

つづく

ストーリー② おわりに

思えば、26歳のときにアメリカでの仕事に挫折し、願い事のもつパワーに圧倒され、それを封印してからは、願い事をしてきませんでした。

このフィリピンに行くきっかけになったのは、願い事をしたのではなく、「いつかまた海外で仕事がしたい」、「あたたかい南の島でのんびりと過ごしたい」とずっと思い続けていたから、今回の話しが舞い込んできたのだと思います。

思いつづけ潜在意識に刻印することによって、願望が実現化するのを目の当たりにします。

ストーリー①、②ではこれまでの生活が一変する【前兆】ともいえる、不思議なできごとをお伝えしました。次回は、フィリピンに行き生活が一変したあとで起こる人生の転落の一途をたどる情景を紹介します。

次回のストーリー③をぜひお楽しみください。

次へ>>【しおんのストーリー第二章③】再び海外移住のキップを手にいれるが、「無一文」へと転落していくさま

前へ<<【しおんのストーリー第2章①】アメリカで挫折し日本での13年間にも及ぶ「試練」のあと、再び好機を得るが、無一文へ人生転落の一途をたどる話し

あわせて読みたい

>>【しおんのストーリー第1章①】役者になることを断念し、食品の個別宅配のアルバイトをしながら、パチスロ中毒になり、人生の路頭に迷ってから、アメリカ合衆国に移住するキップを手に入れた話し

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回、またお会いしましょう。
でわっ!

コメント

Copied title and URL