こんにちはしおんです。
この記事を書いている私は、転職歴14回と転職のエキスパート。
前回は【転職先の決め方】転職先は伸びている業界にするべき【転職シリーズ⑦】を紹介しました。
今回は、北野唯我著「転職の思考法」の本から得た知識のなかから、「好きなことを仕事にする必要はない」をお伝えします。
本記事の内容
- 転職先を決めるのに、好きなことを仕事にする必要はない
- Amazonのオーディオブック Audibleの紹介
転職先を決めるのに、好きなことを仕事にする必要はない
前回の【転職先の決め方】転職先は伸びている業界にするべき【転職シリーズ⑦】では北野唯我著「転職の思考法」から「伸びている業界に転職すること」がとても重要ということを知り、そのことを皆さんにお伝えしました。
今回は再び、「転職の思考法」から得た知識の中で、今まで聞いたこともないことを聞き、とても衝撃を受けたので、皆さんに共有していきます。
「転職の思考法」の物語の終盤にその衝撃的なことを知ります。
それでは、その本文に入る前に「転職の思考法」のあらすじをざっと、紹介します。
転職の思考法のあらすじ
30歳になり、転職をするかしないか迷っていた主人公「青野」はカリスマコンサルタント「黒岩」に出会う。
転職するまでの破格のコンサルタント料を黒岩に支払った青野は、黒岩から今まで誰からも聞いたことがない「転職の思考法」を教わることとなる。
青野は転職先を探しながらも、仕事に対する考えがまとまらず、「好きなことを仕事とし、やりがいを追いながら働くことが理想だ」と黒岩に告げる。
後日、考えがまとまらない青野に黒岩は「そもそも心から楽しめることなんて必要ない」とバッサリと言い放つ。
参照:北野唯我著「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
そこで次の項では、黒岩が青野には「そもそも心から楽しめることなんて必要ない」といった理由を解説していきます。
私もこの黒岩のことばを聞いたときはハッと衝撃をうけました。
世の中の人間は2種類に分かれる
「そもそも心から楽しめることなんて必要ない」そう言い放った理由を、カリスマ・コンサルタント黒岩は「世の中の人間は2種類に分かれる」といってます。
その2種類の人間とは、
1、事に重きをおく人間 Todo型の人間
2、状態(Being)に重きをおく人間 Being型の人間
ということですが、これだけではちっともわからないので、詳しく説明していきます。
1、事に重きをおく人間 Todo型の人間
明確な夢や目標を持ち、何をするのかで物事(Todo)を考える。
例:世の中に革新的な商品を残したり、会社を大きくするなど。
どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
2、状態(Being)に重きをおく人間 Being型の人間
仕事の楽しみを状態(being)で語る
例: 多くの尊敬できる人に囲まれている。世の中にこんな影響を与えているなど。
これでもまだピンとこないので、以下で私なりに解説します。
1、事に重きをおく人間 Todo型の人間
Todo型の人間は、好きなことや、やりたいことを仕事にして、仕事を心から楽しんでいる。死ぬ間際まで仕事をしたいと望んでいる人が全体の1%いる。
公式にあてはめると、こんな感じ。人生=仕事
2、状態(Being)に重きをおく人間 Being型の人間
残りの99%の人、being型の人間は、人生のやることに仕事、家庭、趣味、余暇があり、そもそも具体的なやりたいことはない。
公式にあてはめると、人生=仕事+家庭+趣味+余暇
世の中の99%の人がふだんから、具体的なやりたいことはなく生活をしているということです。
黒岩は続けて話します。
世の中に溢れている成功哲学はたった1%しかいないtodo 型の人間が書き、彼らは「やりたいことを持て」という。
引用:北野唯我著「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
私はこの黒岩のことばを聞いて、衝撃を受けました。
確かに、成功哲学の本はマネしても同じようにはできないものを、99%のbeing型の多くの人が鵜呑みにし、「やりたいことをみつけ、それを仕事にしなくてはならない」と思い込んでいるのです。
いうならば「やりたいことを仕事にしなければならない教の信者」になってしまっているのです。
だから1%のTodo型のやりたいことを仕事にしている人をみて、残りの99%のbeing型の多くの人が「自分はやりたいことがみつからない」と思い込み、苦しくなってしまうのではないでしょうか。
私も振り返れば「やりたいことを仕事にしなければならない教」の信者の一人でした。
やりたいことがみつからず、さまよっていたからこそ、これまで14回も転職を繰り返してきたのかもしれません…。
99%のbeing型の仕事の探し方
では私を含めた「99%のbeing型の人は、自分に合う仕事をどのようにして探せばいいのでしょう?」
そこでカリスマ・コンサルタント黒岩は本の中でこう説明しています。
まずは、自分の好きなことが分かったら、自分自身のキャッチコピーを考える。
キャッチコピーの例
・新規開拓の鬼
・既存顧客のニーズくみ取り営業
・プロジェクトのリスク掃除人
↓
理想やあこがれでもいいので仮にキャッチコピーをつくる。
↓
仕事を選ぶ基準がみえてくる。
↓
仮にキャッチコピーを「新規開拓の鬼」と定義したとして、そのラベルがより強固になるように仕事を選んでいく。
↓
そうすると判断軸を得られる。
↓
判断軸を元にやるべきか、やらざるべきかを選ぶ。
↓
まずはこの軸を持つことからスタートすること。
↓
好きなことを明確にした上でつけたキャッチコピーは強い。好きなことは努力や勉強が苦にならないからだ。
黒岩がいっていることは、コモディティから脱出するには、「他の人と違う自分だけのオリジナルのキャッチコピーを持て」ということです。
そうすれば、会社の求める人材に合わせて仕事を選ぶのではなく、自分がやりたい仕事を自分で選べる存在になれるということです。
あなたは自分にどんなキャッチコピーをつけるのでしょう、、、。
まとめ
「転職の思考法」では、転職をする際の考え方を教えてくれ、目からうろこが落ちるようなことがいろいろと書いてあります。
また、ストーリーに登場するカリスマ・コンサルタント黒岩の発するセリフは洗練され、的を得ていてずっしりと心に響いてきます。
黒岩は転職の思考法を体系化したことを次のように述べています。
転職とは(中略)世の中の人に次のチャンスをもたらすものなんだ 。今の会社で活躍できていなかったとしても、違う場所で輝ける可能性のある人は本当にたくさんいる。(中略)私は転職が日本の社会を変えると本心から信じている。
引用:北野唯我著「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
私もこの意見には賛成です。
著者は「転職の思考法」のおわりの項で次のように述べています。
いつでもだれでも転職できる状態を、どうつくるのかがこれからの社会にとって重要なのです。 この本はそれら全てを包括的に捉え、最後にはあなたを勇気づけ背中をぐっと押すようなモノにしたい、そう思い魂を削りながらつくりました。
引用:北野唯我著「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
著者が「魂を削りながら書いた」というとおり、どの項を読んでもとても深い内容となっています。
まさに、本のタイトルにあるように「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったことがある人」のための必読書であるといえます。
私はもっと早くこの本に出合っていれば、転職で数々の失敗をしなくてよかったと思っています。
このブログ内でも、転職者にとって、もっと身ぢかに気軽に転職ができるように、転職をお考えの方にためになる情報をシリーズでお伝えしています。
ぜひ【会社を辞める理由】こんな状況なら転職した方がいい理由 【転職シリーズ①】から読んでいただき参考にしてください。
転職シリーズはこれにておわりとなります。
最後に「伸びている市場に身をおけ、読者よ!」
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回、またお会いしましょう。
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