【元車の営業マンが語る】中古車の賢い選び方・オートオークションでの買い方【初めて車を買う人のための車購入ガイド④】

中古車を初めて買おうと思って中古車店へ行ったけど、どうやって選べばいいかわからないよ。店の人に言われるがままだと不安だなあ。
中古車の見る方法なんかあったら誰か教えてください。

こんな悩みにお答えします。

今回は中古車店へ行ってからどのように車を見たらいいのかの解説と、中古車店でオートオークションで探してもらう際のポイントをお伝えします。

この記事を書いている私は業界最大手の車買取り店の営業を2年、新車ディーラーの営業を3年経験し、さまざまなお客さんに新車、中古車を提案してきました。
また私自身もこれまで、国産新車1台、国産中古車2台、中古輸入車2台、計5台の車を購入したことがあります。

【元車の営業マンが語る】中古車の賢い選び方・オートオークションでの買い方

実際に中古車店の車をみる方法は次の2種類に分かれるでしょう。

ネットで探してから店舗に見に行く

直接店舗に展示してある車を見に行く

ネットで探してから店舗に見に行く

インターネットで車を探すのはGoonetやカーセンサーを使うのがいいでしょう。

登録台数がものすごい多いからです。

まずは車を探す前にだいたいの希望を決めてしまいましょう。

予算

支払い方法 

を決める

私が初めて購入する中古車のお勧めを例にします。

予算:50万円まで

色:白か黒か自分の好きな色

形:セダン

支払い方法:全額現金、全額ローン、頭金+ローン

と決めます。

私のお勧めは全額ローンにしてレンタカーのように車を所有する方法です。

現金はなにかのために手元に残しておきます。

ネットで探す中古車店はせいぜい同じ都道府県内にしましょう。あまり遠い地域ですと故障したときに車を持っていくのが大変です。

ネットで自分の条件が合い、いいなと思う車があったら実際に店に見に行きます。

遠方の場合はその車があるか店に確認してから行くのがいいでしょう。

中古車は1点ものなので動きが早いです。

実際に車を見にいってから、車を見ていいなと思ったら店員さんに試乗していいか聞いてみます。
ナンバーがついていない車でも仮ナンバーというのが店にあり、それをつけると公道で走ることができます。

試乗中に注意する点

真っ直ぐ走るか

道路が平坦な場所でハンドルを離して真っ直ぐ走らない、右か左に行ってしまう車は大変です。ハンドルをずっと調整しながら走らないといけないのです。

段差などでクッションに異音がないか

段差を走ると下回りからゴンゴンと突き上げるような低音の異音がする車があります。異音の原因は主にシャフトブーツというゴムの部品が破れ、オイルが漏れ部品の接続部分が直接あたるためです。交換にはけっこうな費用がかかります。

ブレーキを踏んで異音、違和感がないか。
異音や違和感がある場合はブレーキパットの交換やディスクブレーキの調整が必要となります。

試乗して気に入ったら細かい点を見ていきます

試乗して購入の意思がわいてきたら、車を停車してチェックします。

外観をみる

光の当たり具合 色むらがないかキズ、凹みがないか見ます。車のボディをいろいろな角度から見ると光の加減でへこみやキズが見えるようになります。

ドアやバンパーなどに色ムラがあるとその部品は板金されています。部品が交換しているだけでは修復歴車にはなりませんが、店員さんに修復歴車ではないか聞いてみましょう。

キズ、へこみがある場合鈑金修理はしてくれるのか。

気にしない人は気にしませんが、ボディに目立つキズや、へこみがあるのはイヤなものです。

板金修理を追加料金なしでしてくれるか聞きます。

タイヤ溝

タイヤ溝がないと購入したあとにすぐに買わないとならないはめになります。

5部山以上なかったら、タイヤ交換を交渉してみるのがいいでしょう。

ハンドルをめっいっぱい右左に切る

異音がしないか、違和感がないかを確認する。

全てのドアのパワーウインドウを全開して閉じる。

きちんと開閉できるかを確認する。

アクセルをふかす

運転席から後ろを振り返りマフラーの方をみながら、アクセルを踏みエンジンをふかしてみます。ガソリン車の場合普通は白い煙が出ます。黒っぽい煙がでたらなにか不具合があると思ってもいいでしょう。ディーゼル車はグレーの煙が出るのが普通です。

ボンネットを開ける

ボンネットを開けエンジン廻りのサビの状態を見ます。

私の車営業時代の経験で、Nissanのラシーンという車は女性ウケするようなレトロなデザインの車を何台か査定したのですが、全てがエンジンや下回りのサビが全体的にひどく、フレームを触るとボロボロと錆びて落ちていくのです。

そのような車は部品も当然錆びるわけで劣化が早く、故障の原因になるので避けたほうがいいです。ですからボンネットを開けてサビ具合などを確認するのです。

トランクを開ける。

全てのドアの開閉をする。
ドアがスムーズに開閉できるか。ギーギーと異音がしたら、修理してもらうよう店員さんに言います。

室内を見る

室内をみて、シート破れ、ヘタレ、匂いがないか確認します。

室内のにおいはなかなか取れませんので、気になる車は避けたほうがいいでしょう。

シートのヘタレはなおりません。

シートに破れがある場合は修理費用がけっこうかかります。

走行距離とタイミングベルト

タイミングベルトを使用している車は走行距離10万Km毎に交換が必要です。交換には10万円以上かかるので、タイミングベルトで走行距離が8万km以上の車は確認が必要です。

最近はベルトではなくチェーンになっているのでチェーンの場合は交換は不要です。

納車時に整備はしてくれるのか、消耗部品の交換はしてくれるのか。

私の車営業時代、中古車を納車する前には必ず法定点検を行い、交換したほうがいい部品はメカニックからアドバイスがありました。

交換するかしないかは営業の判断で決められ、私はお客さんの立場に立って交換したほうが良い部品はほとんど交換していました。

オイル、エレメント交換

プラグ交換

ファンベルト交換

が主に多い交換部品です。

自分の要望を全てきっちりつたえることが大事です。

中古車店に務めている店員さんはこわそうな人もいますが、自分がお金を出す客の立場として、遠慮せずに自分の言い分を伝えましょう。まともな店員さんだったらこれは金額内でできるがこれは金額を負担してもらいますときちんと話しをしてくれます。

言った言わないとならないために覚書きをして、店員さんにサインをしてもらうといいでしょう。

中古車はほとんど値引きができません。私も車営業時代は値引きはほとんどしませんでした。理由は仕入れ価格が決まっていてそれに、諸経費や店の利益をのせているだけだからです。また値引きをしなくても売れるというのも理由の一つです。

各確認事項をみて購入の意思が固まってきたら次の点を聞きます。

保証:通常中古車は保証がないところはほとんどです。ネットで掲載している店は保証を売りにしているとこが多いといえます。

ローンの金利:ローンを組む人は金利が何%聞いて、何年で何回払いをしたら金利がいくらで、月々いくらになるかシミュレーションをしてもらいましょう。

納車日:きちんと納車日を決めないと販売店の都合でずるずると長引く可能性があります。

私の車買取り営業時代に同じ職場にいた、だらしなくテキトーな営業マンはお客さんの納車日だというのに、いっこうに車を磨いたり掃除をしたりしませんでした。

お客さんが来てから間に合わず納車ができないと言い訳をしているのです。

私が以前購入した中古車の納車も、担当者からなんの連絡もなくこっちらから電話すると「今日は納車出来ない」という始末でした。

車業界ではこういう輩が多くいますので、念を押して決めておいたほうがいいでしょう。

実際に店に見に行くのは5店舗以上、車は10台以上見たらわかってくるでしょう。

するといろんな、車を見られるし、ローンの金利、保証内容、店の雰囲気、店員さんの態度などが比較できていいでしょう。

中古車は1品モノなので、比較して条件や保証内容に納得したら即決したほうがいいでしょう。

購入すると決めたら手付金を先に渡します。

支払いの準備をする間、車が他者に取られないため手付金を渡しておきます。手付金を渡さないと「車を押さえておくので大丈夫ですよ」店員からいわれても、他で買いたい人が現れたら売ってしまうかもしれません。口約束は何の効果もありませんので手付金で購入の意思を示すのです。

オートオークションで探してもらう場合

店頭にない車をオートオークションで探してもらう方法を紹介します。

国産ディーラーで中古車部門があるところ

私が務めていた車買取店で中古車を販売するとき、全国の系列の店がネットに掲載している車を紹介し、そこに在庫がなければほとんどオートオークションで仕入れて販売していました。

オートオークションの良いところは、今まで乗っていた車をすぐに購入できる点です。

展示してある車はどれくらいその敷地に置いてあるかわかりません。

車は乗らないと調子が落ちていくものです。

国産ディーラーで中古車が多く展示しているところは中古車専門の営業の人がいるかもしれませんので、展示車に自分の気に入る車がなければ、オートオークションで探せないか聞いてみるといいでしょう。

オートオークションに対応しているということであれば、車を探してもらいましょう。車が売る気がある営業マンであればその場で探してくれるでしょう。

オートオークションでは出品表とよばれる、車の写真と車の情報、オークションの査定士が査定した評価点、キズ、へこみなどの記載があります。

オークションシートを見せてもらう

店員さんがオークションで車が見つかったということであれば、オークションシートを見せてもらいます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

私がお客さんに勧めていた車は

外装点 4.5点以上

内装点 B以上

の車でした。

評価点はRからSまであり、Rは修復歴車、5点、S点は新車に近いきれいな状態です。

4点はキズ・へこみがボディにあり必ず鈑金が必要となります。

内装点Cより下は破れやシミがあり、直すのが大変です。

臭いなどの表記

店員さんに確認することは店頭で購入する場合と同じです。

きちんと説明してくれるか。

私は車営業時代オートオークションの車を紹介するときは、トラブルがないようにオークションのシートと手続き方法をこと細かく説明していました。

特にボディに傷、凹みの表記があれば板金する必要があります。

タイヤ溝は少ないと納車ごすぐに交換の必要があります。

総費用を確認します。整備費、登録費用を含めた総額がインターネットで掲載している車と同じくらいか少し高いくらいが妥当の金額といえます。

オークション申し込み金

私がいた店ではオークションの申込み金として1万円以上をお客さんから預かり、落札し契約にいたったら費用は車両費に充当します。

手付金になるので落札後の返金はできません。

注意点

落札して車が店に届くまでは実際の車が見られません。実際の車が見られない状態で購入するので車が来るまで不安になります。

ですので信頼できそうな店員さんを選ぶことが非常に重要となります。

新車ディーラーの営業は中古車に知識がない人も多い

私が車買取店の営業から新車ディーラーの営業に異動したとき、そこにいた新車ディーラの営業はオートオークションを誰一人見ることができませんでした。

車の買取店でオートオークションをしているのならそこに頼めばいいじゃない、と思うかもしれません。私のいた車買取店は中古車で最長で10年保証があり、保証を売りにしていたのですが、その分保証料やフランチャイズの販促費などで、一般の中古車店よりすごく高くなっていました。

ですので全国展開していて、保証の手厚い店はお勧めしません。

まとめ

このように中古車を買う前にいろんな店を周り、できるだけ多くの車を見ることが重要です。

また、これはいいと思って家に帰ってから考えるといってその場を去ると、次の日に行ってもう売れていたということも中古車では多いので、いいと思ったら即決することも大事です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!

コメント

Copied title and URL