初めて車を購入する方で、新車にするか中古車にするか迷っている人の悩み
車を初めて買おうと思うけど、新車にするか中古車にするか迷うなぁ、どっちがお得か誰か教えてください。
車を初めて買おうと思うと新車にしようか中古車にしようかどちらか迷うと思います。
そこで新車と中古車のメリットデメリットを見ていただき、車を買うときの判断にしていただけたらと思います。
この記事は購入する予定のある人のターゲットが国産車のみにしぼっています。
この記事を書いている私は、業界最大手の車買取り店の営業を2年、新車ディーラーの営業を3年経験し、さまざまなお客さんに新車、中古車を提案してきました。
また私自身もこれまで、国産新車1台、国産中古車2台、中古輸入車2台、計5台の車を購入したことがあります。
【元車の営業マンが語る】新車と中古車のメリット・デメリット 【初めて車を買う人のための車購入ガイド②】
新車のメリット・デメリットをみていきます。
新車を購入するメリット
すべてが新品で気持ちがいい
他人が乗った車ではないのでシートとかのへたり、汚れ、臭いなどがなく気持ちよく乗れます。
故障、部品交換が長くいらない
車の部品が全て新品なので、普段はオイル交換のみのメンテナンスで走行距離が3万km を超えないと交換部品はいらないといえます。
高く売れる
走行距離が15,000Km未満であれば、納車後3年たったくらいの売却価格はまだ高いといえます。
ワンオーナー
中古車の販売で「ワンオーナー」という言葉があります。新車を購入したオーナーのあと誰も乗っていないので人気があり高く売れます。
10年以上は乗れる
ずっとその車に乗る覚悟があれば、10年以上は乗れます。国産車で定期的にオイル交換をしていたらほとんど故障がなく乗れるでしょう。
金利が低い
メーカーの販売支援で1%台がある。私が新車ディーラーの営業のときそのメーカーの支援で金利が1%台のキャンペーンが常にありました。
デメリット
総費用が高い
軽自動車の一番価格の低いのでも1台の総費用は120万円していました。
価格を抑えたい人は中古車を選ぶのがいいでしょう。
走行距離が伸びると買取金額が低い
私が新車ディーラーの営業になったとき、ハッチバックのコンパクトカーを総費用135万円くらいで買いました。3年後の走行距離は50,000km、外観はきれいでキズ・へこみなどないのですが、査定額をだしたらたったの45万円でした。走行距離が多くなるとそれに比例して買取価格は大きく落ちます。人気車で色も人気の黒にもかかわらずです。
納車まで6ヶ月以上かかることがある
ある著名なYoutuberが車のある材料が不足していて、部品がつくれず新車が半年待ちといっていたので、まさかと思い新車ディーラーの営業のときの後輩に聞いたら、本当に6ヶ月待ちということでした。車がすぐに必要な人は新車はあきらめ展示車か、中古車かの選択になります。
中古車のメリット・デメリットをみていきます。
中古車を購入するメリット
費用を抑えられる
当然新車より費用は抑えられるでしょう。
ただし人気車種 特に軽自動車は値くずれしにくいので中古車のメリットが感じにくいです。
あとで説明しますがローンの金利が高い場合はあまり新車と金額がかわらなくなることがあります。
過去のモデルに乗れる
現行ではない車は新車で買えません。デザインがモデルチェンジ前の方が好きという人も多くいるでしょう。
過去のモデルでも十分だといえる車の例にトヨタのアルファードがあります。
2008年から2015年にかけて販売されていたモデル(20系)は今でも古くささを感じさせず、車内は広く機能的には現在のモデルと特に変わらず、新車で300万円以上する高級ミニバンが走行距離10万Km 未満でも100万円以内で買えるのです。
高級車が低い予算で乗れる
高排気量のセダンの高級車は中古車市場で人気がなく価格が低くなっています。
デメリット
状態がわからない
購入するときは車の状態がわかりません。
例えば私が新車ディーラーの営業時代、社長のお客さんに販売したコンパクトカーは初度登録から8年経過していていました。納車後にノッキング(走行時にカンカンカンと連続して減速する状態)という現象が起きたのです。隣の県まで引き取りに行き私が運転しているときもその状態がでて、乗ってい気持ちいいとは思えませんでした。
車は以前乗っていた人の癖が出るということがあります。長い年月時速60km以内の低速で走っていた車はスピードを出そうとアクセルを踏みこんでもパワーがでなくなることがあります。
信用のおける店やきちんと保証が付いている店でないと、納車後のめんどうを見てくれるかわからず中古車を買うのは心配です。
部品交換時期が近い
車には各部品によって交換時期の目安というのが説明書にあります。
中古車だとその目安を過ぎた部品の交換が、納車後すぐに出てくることもあるでしょう。
車検が2年以下
初回車検3年を受けた中古車は次回の車検が2年以内です。
排気量にもよりますが普通車の低排気量の車で10万円ほどの費用がかかってきます。
保証がない
中古車店は保証のないところも多いでしょう。
私が車買取店の営業をしていたときの店では全車に保証がついてました。
ただ保証のある店は保証金が車両価格に上乗せしているため、割高になってました。
10年保証なんてのもあり、見積もりをすると新車と金額があまり変わらなくなっていました。
修復歴車の判断ができない
修復歴車とは事故をしたあと修理工場で修理、板金をし元の状態と変わらないように修復した車をいいます。
修復歴車は買取りの査定価格が修復歴なしの車にくらべて、がくんと下がります。
なぜかというと修復歴車は骨格がゆがみ、それにより部品にも影響を及ぼし故障が多くなるといわれています。
修復された車は一見事故歴がないように見えるので、車に関係している仕事をしている人以外は見分けがつかないといえるでしょう。
修復歴ありの車を提示しないで販売している店もあり、そんな車をつかまされたら損をすること間違いなしです。
金利が高い
中古車のローンの金利は新車のようにメーカー支援がないので高いです。
私がいた車買取店では金利は7%くらいでした。
ローンを組んで中古車を買う人は金利はばかにならないので金利シミュレートなどのサイトで確認したほうがいいでしょう。
自動車ローン ローンシュミレーションカーセンサー
へたすると金利を入れたら総額が新車とあまり変わらないなんてことになりかねません。
まとめ
今回の新車・中古車のメリットデメリットをみていただき、新車にしようか中古車にしようかどちらか決まったでしょうか。
初めて買う車は私の経験からいわせていただくと、どのみち3年もすると飽きて違う車に乗りかえたくなるので、中古車の安い車でいいといえるでしょう。
買取価格がつかなくて個人で安く譲ってくれる人をサイトなんかで探すと、意外といいクルマがみつかるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!
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