
ディーラーの営業で車が売れない人「車が売れないな、どうしたら売れるようになるんだろう。車離れが起きてるっていうけど、世の中どうなっているんだ…。このまま営業を続けていてもいいもんだろうか…。今まで営業しかやってこなかったからな、別の仕事に移るのはどんなものやら。」
こんな不安にお答えします。
この記事を書いている私は業界最大手、車買取り店で2年、国産車ディーラーで3年、トータル5年の車営業歴があります。
さて、本日下記の記事を読みました。
イーロン・マスクは言っている。
「2019年のいま、テスラ以外の自動車を購入するのは、自動車が普及し始めた20世紀初頭に馬を買うようなものだ」
(中略)
テスラのEVは、イーロン・マスクがこの社会や私たちの生活に必要なものを考え抜き、自動車業界が置かれている時流を見抜いた上で、さらにユーザーのエクスペリエンス志向も踏まえて作られている。そしていまはSNS全盛時代だ。然るに、これらの環境の変化を考慮した末に導き出されるのが、「もう営業はいらない」という結論なのだ。
テスラの成功が示した「営業マンはもういらない」の 残酷な現実 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68999
私は車の買取店からディーラーに異動になった経験があり、その時、ディーラのー仕事では一気に仕事量が増え、「いったいこのディーラの営業活動に何の意味があるんだ」と思っていたのでその考えを共有しますね。
これからの時代、営業が売らなくても車は売れる

以下の理由で車の営業マンは必要なくなります。
- ディーラーの営業はなくなる
- ディーラーの存在意義がなくなってきている
- そもそも営業はいらない
※3分ほどで記事は読み終わります。3分後には車が売れない理由はあなたが原因ではないことが分かり悩みは消えるはずです。
ディーラーの営業はなくなる
車の営業をしている方ならご存じだとは思いますが、「テスラ」というメーカーのEV(電気自動車)が販売台数で世界に台頭してきています。
その「テスラ」という自動車メーカはディーラーを持たず、ディーラーを全販売オンライン化しテスラのサイトでは、Amazonのように、車をクリックひとつで購入できるようになってきています。テスラは、今後、全販売のオンライン化によって、営業マンによる営業から完全に撤退するということです。
参照元:テスラの成功が示した「営業マンはもういらない」の残酷な現実
あなたの務めているディーラーのメーカーが、今すぐにオンラインで販売できるとは思わないけれども、いずれはテスラのような販売形態になっていったらどうでしょう。「いつまでディーラーの営業マンでいられるのか」とは思いませんでしょうか。
時代の風潮は確実に「営業はいらない」方へと傾いています。
ディーラーの存在意義がなくなってきている
ディーラーシステムというのは、メーカーにとってはメリットが多い。メーカーが作った車はディーラーが買い取ってくれるからです。では消費者にとってはどうでしょう、メーカーと消費者の間にディーラーが入り、中間マージンを取られ、さらにはショールームで展示する経費、営業マンの人件費などが車の価格に上乗せされているのです。
参照元:テスラの成功が示した「営業マンはもういらない」の残酷な現実
メーカーにとってメリットがあり、消費者にとっては無駄な費用を払わされているわけで、そこになんの意味があるのでしょう。
私の例で言うと、国産車ディーラで働いていたときは、ショールームの規模の大きさ、試乗者、在庫車、カタログの多さ、従業員の多さ、で「どれだけ経費がかかっているんだろう」「いったい、われわれ営業はどんだけ車を売らないといけないんだろう」「ノルマが大きいのはこの無駄な経費のせいじゃないのか」と思っていて、想像するだけでも多大なコストがかかっているのは明らかでしたね。
また、車を買う側からしたら、はたして、本当に営業マンのアドバイスを聞きたいと思ってショールームに来ているでしょうか。私の経験上、来店客は「カタログだけ欲しい」、「ちょっと車が見たいから」という理由で「営業マンと話はあまりしたくないな、買わされるんじゃないか」と感じている人がほとんどではないかと思います。
テスラのようなカッコよく、実用的な車が、インターネットで気楽に買えるのであれば、顧客の多くはテスラのような購入方法を選ぶかもしれません。
そもそも営業はいらない
自動車販売の伝説の営業マン「ジョー・ジラード」の営業戦略は名刺を週に500枚配ったり、毎月膨大な数の手紙を配ったそうです。
ジョージラードの販売方法を、同じことを誰ができるでしょう、たとえ、彼と同じことをやっても同じように車が売れるとは思えません。労力がばかりがかかり継続はできないと思います。
今の時代、ダイレクトメールやSNSを使い、効率良く顧客と接触すれば、成果もそれに比例するということがわかっています。
しかし、実際の営業の現場では、「ジョー・ジラード」ほど極端ではないのですが、未だに旧体依然とした営業方法を取っている企業が多いのではないでしょうか。
私のディーラー時代の無駄な営業方法を紹介します。
- 既存顧客の自宅に留守でも訪問。留守だったら名刺を置いてくる
- ショールームにきた新規客が、購入せずに帰ったらその日に必ず、自宅に訪問する
私のディーラー営業時代の話ですが、平日は既存顧客の家に訪問し、お伺いを取るというタスクがあり、その活動にはどんな意味があるのかわからずメーカーの指導だからということで決められたノルマをやってましたね。
ショールームに来た新規客が購入をせずに帰った時は、その日の内に、自宅に訪問を必ずするという「後追い訪問」というタスクがありました。時には車で1時間もする自宅まで、夜の遅くに行ったこともあります。なんの見込みもないお客さんにもです。
強い印象を与えられるからとの理由ですが、電話でフォローするのと、自宅訪問してフォローするのでどんな差があるのでしょう。それがゆったりくつろいでいる時間だったら迷惑ですよね。
やりながら、本当に無駄だと思っていましたね
以上の理由で、どの業態も営業はこれから無くなる方へ向かって行くと思います。
これから営業マンはどうしたらいいのか

では、これから営業マンはどうしたらいいのでしょう。
レ 営業の居場所がなくなる前にやっておきたいこと
- 副業・投資をする
- 転職を考える
今すぐに職を変えるのは難しいとは思いますが、今のうちにやっておいた方がいいことは以下の感じですかね。
副業・投資をする
- インターネットでのビジネスの副業 ブログ、YouTube、で情報発信をし広告収入を得る
- Noteや情報商材などで自分のスキルを販売
- FXや株などの投資
などなど
日々の仕事で忙しいとは思いますが、スキマ時間を使って本業以外で収入を得ることを早めにやっておいたほうがいいですよね。
私は、海外移住し、残業の無い会社にゆるく務めながらインターネットビジネスを副業としています。
転職を考える
どんな仕事に転職するのか
ずっと営業畑でやってきたから、どうしようもないよ!
という声が聞こえてきそうです。
今まで営業一筋の人でしたら、なかなか他業種に異動するのは勇気がいるかと思います。
そうであれば、 今の仕事をしながら、 できるだけ自分自身を見つめ直す時間を作って、「本当に自分がやりたいことは何か」を探し、そのやりたいことがきまったら、それで稼ぐ方法はないかと行動に移した方がいいと思いますね。
ディーラーの営業マンで、仕事が無駄だなと思っている人で、今から別業界に転職なんて難しいという方は「車の買取店への転職」をお勧めします。
理由は以下の通り
- 来店型なので営業しなくていい
- あなたの経験がいかされる
- コミッションが高く、出来高制なのでやりがいがある
- 店舗の閉店時間に合わせて帰宅できる
- 販売台数が少ないので、アフターメンテナンスの機会が少ない
営業はいらないといっておきながらですが、車の買取店は買取りにしろ販売にしろ中古車を扱い、一台一台同じ状態の車はないので、オートメーション化しにくく、単純にインターネットで売れるモノではありません。やはり実車を見てという人は多いでしょう。
ですのでこの先、まだまだ営業が必要とする業態だといえるでしょう。
きっと、ディーラーでのきめ細かい営業の経験が、車買取店のアフターサービスで生かされるでしょう。
なお、ディーラーの営業マンから車買取店に転職するに関しては「【絶対お得】「ディーラー営業マン」は「車買取り店」に転職するのがオススメの理由」の記事が参考になると思います。
まだまだ、営業をよりどころとしている企業はあるので、営業以外の仕事に転職するのを躊躇される方はまずは同じ営業職でも、楽をして、高収入を得られる業種を選ばれるのがいいかもしれませんね。
10年後には営業の仕事はなくなると冒頭での筆者は言っています。私も営業の仕事をしていた時にそう感じていましたし、今さらに、ひしひしと感じています。
時代の流れがどんどん早くなっているので、すぐに行動するのがいいかと思いますね。
というわけで今回はこれくらいにしときます。
おススメ本
営業をしていて、「この仕事ってやる価値あるのかな」と少しでも疑問をいだいた方はこの本がオススメ
毎月毎月のノルマに追われて、それでも成果を上げつづけないといけない、その割には給料が上がらないとふと思うことありますよね。そこで「営業はいらない」の本を読んで、営業はこうでなくてはいけないという固定観念を払拭するのが一番オススメです。
印象に残った文章
営業マンは経営者に向いているの項では、筆者がただ単に営業を不要としているわけではなく、営業マンに手を差し伸べているのが感じられます。
あわせて読みたい
>>【営業はいらない】営業はいらないそれでも一度は経験した方がいい理由
>>【営業はいらない】営業マンは経営者になるといい理由【結論】
私のブログに訪れ最後まで読んでいただきありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
では!
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