
営業に向いているか悩んでいる新人営業マン「入社して半年経つけど、パッとした成績があげられないな…。他の同期は毎月コンスタントにノルマをこなしているけど、、、このままノルマ未達成がつづくと、いつまで会社にいられるかわからないよ…。そもそも自分は営業に向いているのだろうか…?」
こんな悩みに答えます。

- ビギナーズラックの正体とは
- 営業で使えるビギナーズ・ラックの使い方【再現可能】
- ビギナーズ・ラックがない人は営業を辞めたほうがいい【結論】
この記事を書いている私は、リフォームの飛び込み営業歴1年、リフォーム営業歴2年、車営業歴5年、トータル8年の営業歴があります。
さて先日、森岡 毅著「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」を読み、その本の中にこんな内容がありました。
魚釣りで「ビギナーズ・ラック」という言葉があります。初心者が一番魚を釣る幸運に恵まれる現象を指す言葉です。
(中略)
「ビギナーズ・ラック」の正体も、やはり確率です。初心者の方が単純に確立を上げているというのが真実です。それは初心者特有の2つの性質によるものです。
・初心者の方が言われたやり方で基本に忠実に釣りをする。
・初心者の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に釣りをしている。
引用:森岡 毅著「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」
ビギナーズラックは「確立」ということです。
皆さんの中で「ビギナーズ・ラック」を経験したことのある人はいますでしょうか?
私は多く経験しています。今まではそれは、「運」によるものだと思っていました。
しかし、ビギナーズ・ラックは「確率」であって、しかも「再現」できることを知り、このことを現役で頑張っている営業マンの方に知ってもらえたら、少しでも仕事に活かせるんじゃないかと思い記事にしました。
また、自分は営業に向いているのか、向いていないのかがわからず、惰性で会社に行ってる新人の方に、今回取り上げる「ビギナーズ・ラック」をひとつの判断材料としていただけたらと思います。
※3分ほどで記事は読み終わります、3分後には営業に向いているかの適正がわかり、将来の方向性も見えてくるはずですのでぜひぜひ、少しだけお付き合いください。
ビギナーズラックの正体とは

まず、「ビギナーズ・ラック」とはどういうことを指しているのか説明します。
ビギナーズ・ラックとは
どういうわけか、初めてやったバスケなどで放ったシュートが一発で入るとか、初めてカジノでプレイしたら連勝で勝ったりなど、初心者がスポーツやギャンブルにおいて強い幸運が訪れること、初めてやるにも関わらず最初にいい成績を残したり、いい結果を出すことをいいます。
「ビギナーズ・ラック」は趣味や、ギャンブルの世界だけでなく、営業の世界でもあてはまります。
・新人営業マンがいきなり大口契約を獲得する
・新人営業マンが営業初日で成約をあげる
ということが、あなたやあなたの身の回りにも起きていないでしょうか
ビギナーズ・ラックの事例
私も初めて営業の仕事をした、外壁リフォーム(住宅)の飛び込み訪問営業では、入社2日目に自分の回るテリトリーの地図を渡され、上司からいわれたとおりに一軒一軒訪問し、面談したお客さん、に基本トークだけを話していたら、20件目くらいでアポイントが取れました。
そして翌日、上司にクロージングをしてもらい350万円の工事契約を受注したということがあります。
上司から私へのアドバイスは
・軒並み訪問をするように
・基本トークをそのまま喋るように
だけでした。
ビギナーズラックの正体
それではなぜこの時、初めての営業にもかかわらず、ビギナーズラックが起きたのでしょう。
なぜなら冒頭で挙げた本の内容に述べてあるように、次の2つのことをしたからです。
下記で解説していきます。
(前略)
「ビギナーズ・ラック」の正体も、やはり確率です。初心者の方が単純に確立を上げているというのが真実です。それは初心者特有の2つの性質によるものです。
1、新人の方が言われたやり方で基本に忠実である
2、新人の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に仕事をしている
引用:森岡 毅著「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」
(ここでは、初心者→営業 釣り→仕事、にあてはめます)
1、新人の方が言われたやり方で基本に忠実である
→軒並み訪問をし基本トークを話した
2、新人の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に仕事をしている
→ことわられても諦めずに一軒一軒を回った
※解説
訪問販売は基本、一軒一軒軒並みで家を回り、地図にある全ての家の主権者(主人)と副主権者(奥さん)に合います。
なぜ、すべての家に訪問するかというと、訪問しなかった家の中に、一週間後、別の業者で塗装工事をしていたなんてことがあり、「あのとき、あの家に行っておけばよかった…」ということがないよう、取りこぼしを防ぐためです。
会社からいわれたことを、そのまま実行したことにより確率を上げ、ビギナーズラックが起きたということです。
それでは、2点のことをすれば、初心者でなくても、ビギナーズ・ラックが再現できるということではないでしょうか。
結論からいうとできます!
以下で解説していきます。
営業で使えるビギナーズ・ラックの使い方【再現可能】

株式会社「ビジョン」 代表取締役 佐野健一氏の事例
ここでは、飛び込み営業のトップセールスから起業し、東証一部上場まで会社を成長させた「ビジョン」の佐野健一氏の事例を下記に挙げ解説していきます。
「ビジョン」という会社は、世界200以上の国と地域で使えるWifiのルーター「グローバルWifi」をレンタルしている会社です。
佐野氏は高校卒業後、光通信会社に就職し、通信回線の飛び込み訪問営業でトップセールスマンとなり、全国24支店の総括を務め、入社4年半にして「ビジョン」を設立しています。
4年半を過ごした大手通信会社では、トップセールスマンとなり、
最終的には全国24支店の統括も務めました。
営業マンだった頃、私が最も大事にしていたのは、「真面目にやること。」
(中略)
1日に何十件もの飛び込み営業をこなしていた営業マン時代、
「1件出た瞬間に、すべてゼロフラットに気持ちを切り替えろ」と、いつも上司に言われていました。
1日単位ではありません、1件単位です。
ブログ情熱社長 「株式会社ビジョン 代表取締役 佐野 健一」
このことから
1、新人の方が言われたやり方で基本に忠実である
→ゼロフラットに気持ちを切り替えた
2、新人の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に仕事をしている
→中堅になっても真面目に仕事をした
以上のように、佐野氏は一軒一軒でビギナーの状態になり確立を上げ、常にビギナーズ・ラックを再現していたと言えるのではないのでしょうか?
なので、ビギナーズ・ラックはビギナーでなくても再現可能といえるでしょう。
ビギナーズ・ラックがない人は営業を辞めたほうがいい【結論】

さて、ビギナーズ・ラックが起こせない人はどうしたらいいでしょう。
1年たっても
1、新人の方が言われたやり方で基本に忠実である
2、新人の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に仕事をしている
を実行し成果がでなかったら、、、営業の仕事には向いてないので、辞めたほうがいいでしょう。
成績が悪い状況だと、人は成長できない
厳しいことを言いますが、1年間もいて営業で成果が出ないなら、辞めるべきだと思います。
というのも、下記の状態になると思うからです。
成果が出なくてツラい
↓
上司にも怒られてばかり
↓
仕事が面白くない
↓
惰性で仕事をする
↓
精神に支障をきたす
↓
次の転職もできなくなる
ということにならないうちに早めに手を打ったほうがいいですね。
世の中にはたくさんの仕事があります。
私の、外壁リフォーム訪問営業時代に、大学新卒で入社してきた同僚がいました。彼は1年間ほとんど契約が取れず、退職をしていきました。
ある日、電話で話してみると、輸入車ディーラーの営業マンとして、成果もきっちり出して、伸び伸びとやっているということでした。
話し声も依然と違い、自信に満ちてツヤのある感じでした。
環境が変わると、人は変わります。
なので、1年間成果が出なければ、転職したほうがいいです。
まとめ
私自身、生まれて初めての飛び込み訪問営業で、入社2日目にして契約を取ったり、新車ディーラの営業時代に2日目にして車を販売したり、初めて行ったカジノでブラックジャックをしたら連勝したりと、ビギナーズ・ラックを多く経験しています。
それは自分が、運がいいからだと思っていたのですが、今回、ビギナーズ・ラックを題材にした記事を書こうと思い、調べていくうちに「確率」ということが解りました。
こうしてみると、営業マンで成果をだしている人は往々にして
1、新人の方が言われたやり方で基本に忠実である
2、新人の方が最初から最後まで手を抜かず真面目に仕事をしている
のことを忠実に行ない、成果をあげていることが分かりました。
ということは成果が上がらない人は、ビギナーズ・ラックを再現するための、上記の行動をすればいいのです。
今回は以上になります。
機会があれば、営業マンがスランプに陥る原因と、その克服方法などを記事したいと思います。
▼ この記事の動画版もありますので、よかったらどうぞ! ▼
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
また、次回お会いしましょう。
でわっ!
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