
フィリピンから海外に行く人フィリピンから海外に行くのに国際ワクチン接種証明書が必要らしい。インターネットで調べてもよくわからないし、取得した人だれか教えてください。
こんな悩みにお答えします。
国際ワクチン証明書を必要とする人
海外に入国の際にワクチン証明書を求める国は多く、どのワクチン証明書が適用するか迷われることでしょう。
私もそのうちの一人で2022年3月にフィリピンからタイに行くときと、タイからフィリピンに行くときの2回必要となりました。
私がフィリピンで国際ワクチン接種証明書を取得したいきさつを紹介し、これから海外に行く人のなんらかの参考になればと思いこの記事を書きました。
この記事を書いている私はフィリピンからタイに行くさいに、国際ワクチン接種証明書が必要になり自力で取得しています。
【国際ワクチン証明書】国際ワクチン接種証明書International certificate of vacctination(ICV)の取得のしかた【フィリピン在住者向け】
私が必要とした国際ワクチン接種証明書
タイに行くときにThailand Passという、タイ政府指定の入国に関する登録の申請を義務づけられていました。
そのThailand passの必要書類の一つに、
「タイ政府公衆衛生省 もしくは世界保健機関が承認した新型コロナウイルスワクチンを少なくとも14日前までに接種完了しており、それを証明するワクチン接種証明書(英文)」
とありました。
この「世界保険機構が承認したワクチンでそれを証明するワクチン接種証明書」というのがよくわかりません。
インターネットでいろいろと調べてみましたなかなか見つからなかったのです。
そうしてようやくおそらくこれが国際的に通用するワクチン証明書になるだろうと思う、International certificate of vacctination(以下ICV)を紹介している、ホームページを探しあてたのです。
URL

この件を在タイ日本人大使館に問い合わせてみると、次のような返答がきました。
お世話になります。
フィリピンからのタイの入国に関しましては、所管しております在フィリピンタイ王国大使館へご相談くださいませ。
在フィリピンタイ王国大使館
https://thaiembassymnl.ph/index.php/en/
また、フィリピン国内でのワクチン接種証明書の取得に関しましては、在フィリピン日本国大使館にご相談いただけますとアドバイスがあろうかと思います。
在フィリピン日本国大使館
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
そこで在フィリピン日本国大使館にメールで問い合わせてみると、邦人ワクチン事務局の方から以下の内容の返信がありました。
フィリピンからのタイの入国に関しましては、所管しております在フィリピンタイ王国大使館へご相談くださいませ。
在フィリピンタイ王国大使館
https://thaiembassymnl.ph/index.php/en/
また、フィリピン国内でのワクチン接種証明書の取得に関しましては、在フィリピン日本国大使館にご相談いただけますとアドバイスがあろうかと思います。
在フィリピン日本国大使館
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
なお下記URLは,大使館職員が今年に入ってから中東へ異動になった際に証明書を取得したURLです。
料金が発生するとのことですが紹介させて頂きますので参考にして下さい。
●検疫局HP(ICV):https://quarantine.doh.gov.ph/frequently-asked-questions-on-international-certificate-of-vaccination-icv/
と返答があり、あちこちとたらい回しにされているような感じがしましたが、法人ワクチンの方が最後に参考にと教えていただいた、検疫局HP(ICV)は私がみつけたICVと同じワクチン証明書を紹介していたのです。
これはおそらく国際的に通用するワクチン証明書に違いないと思い、これで申請することにしました。
ICVの申請のしかた。
それではICVの申請のしかたを紹介していきます。
ICVを取得する前にあらかじめ、ホームページ上でパスポートやワクチン証明書の必要な情報を入力し、予約した日に決められた場所でICVを受け取るようになっています。
ICV申請に必要な書類
パスポート
カード式ワクチン証明書(ワクチンを接種したところでもらえる証明書)
ICVを取得する場所
NCR(メトロマニラ)にはICVを取得する場所が7ヶ所あります。
Manila Main office
Manila Robinsons
Resorts world manila
MOA
North Edsa
East Wood
Mckinley
取得費用:300 peso
ICVを取得する日程
ICVは取得する日は予約制となっています。
プルダウンメニューで取得する場所を選んだあと、空きがあるとカレンダーの画面に移り、証明書を取得する日にちと時間を指定します。
空きがないと、No SLOTS Sorry, There is no available slots on this branch. Please try other branch for slots availability
という表示になります。
私が申請したときはNCRの7箇所で空きがなく、全然予約が取れない状況でした。
この記事を書いている今(2022年5月10日現在)も取りにくい状況ですので、毎日暇があれば確認することをおすすめします。
また空きがあってそのまま申請の手続きをしないと、次見たときにはすぐに埋まってしまいます。申請の手続きに入ると申請が終わるまで別の人に取られることはないので、申請の前にアップロードする書類などは用意しておくことをお勧めします。
私はNCRで空きがなく、もし日数がかかるようだったらPanpangaやSubicに行くことも考えていました。
自分の都合の予約の空きがあれば、氏名、住所や生年月日を入力していきカードのワクチン証明書の表裏の写真をアップロードします。
ワクチンの種類や接種した日時を入力します。
パスポートの写真をアップロードします。
パスポートの情報を入力します。
注意
ワクチンの種類を記載する欄がある
ワクチンの種類を記載する欄があり、私のカードのワクチン証明書は受付の人が手書きで書いていて、みずらくて読めなかったので、ワクチンのカードにあった問い合わせ先に電話してみました。ですがそこではなくて別の機関に聞いてくれといわれ、連絡先を教えてもらい電話をかけるも全然出ず、(まあフィリピンではよくあることです)また邦人ワクチン事務局にメールで連絡すると次の丁寧に返答がありました。
私も読み取れなかったのですが,フィリピン人スタッフに見てもらったところ
A-NOBLETA
GLOVIE MARIE N RENIDA RN
とのことでした。
2段目の最後にあるRNとは,Registered Nurse の略とのことでした。
フィリピン人のアルファベッドや数字はすごく読みづらいことで受けあいです。
支払い方法
全ての情報を入力し終わると、支払い方法を選ぶ画面に移ります。
私はセブンイレブンの端末機での支払いを選びました。
手数料は70 pesoかかります。
受け取り前に支払いを済ませ、ICVの受け取り時にレシートがいるので保管しておきます。
受け取りの日
私は運よく近場のMckinleyのモールで予約ができたので、当日そこに行きました。
持参するモノ
支払いを済ませたレシート
カードのワクチン証明書
待ち時間10分ほどで自分の順番がきて、受付けで申請し、その場で受付けの人がパソコンの画面を見せ、これで間違えがないかと聞かれました。間違えがないと発行まで待合席で発行を待ちます。
申請後10分ほどで黄色い冊子のICVを渡されました。
時間の指定はありますがそんなに厳密ではなさそうで、その日の内に行けば対応してくれる感じでした。
私の行ったあとで長い列ができていたのでタイミングが悪ければ、待ち時間は長いといえます。
その後Thakland passの申請でICVの写真データを添付し無事申請できました。
フィリピン入国に際してのワクチン証明書
わたしはタイに行ったあとフィリピンに帰る予定でしたので、フィリピン入国のさいのワクチン証明書も調べました。
フィリピン入国にはVax certificate が取得できればICVは必要ありません。
フィリピン入国に必要なワクチン証明書
フィリピン到着時に提示するワクチン接種証明書は
(ア)世界保健機関(WHO)が発行した国際ワクチン接種証明書
(イ)VaxCertPH
(ウ)相互の取り決めのもとでVaxCertPHを受け入れた外国政府(※)の国内デジタル証明書または接種証明書
※日本はこれに含まれます。
(エ)その他フィリピン政府が許可するワクチン接種証明書
となっています。
こちらもフィリピンの法人ワクチン事務局に問い合わせたところ、カードのワクチン証明書は該当せず、(イ)のVaxCertPHでほとんどの人が対応しているということでした。
また、(ア)世界保健機関(WHO)が発行した国際ワクチン接種証明書はどのワクチン証明書にあたるか聞いてみたところ、質問された前例がなくわからないとのことでした。
まとめ
海外へ仕事へ出る人が多いフィリピン人がたくさん取得しているのをみると、おそらくいろんな国でこのICVが通用することでしょう。
自分の渡航する国に合うかどうか調べていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!
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