
転職したい人「転職したいけど、職務経歴書の作成はどうしよう?職務要約や、志望動機、自己PRとか考えるのが面倒だなぁ…。なんか簡単につくれるコツとかはないかな?」
こういった疑問に答えます。

- 転職で使える職務経歴書のつくり方と考え方
- 転職向けの職務要約のつくり方のコツ【成功例】
- 中途で仕事が出来る人=相手が何を求めているのかわかる人
この記事を書いている私は転職歴14回ほど。役者を目指していた頃もあり、映画やドラマの配役、劇団などのオーデションなども経験しています。
これだけ転職の経験があると、面接に受かるツボみたいなのがだんだんわかってきて、これを体系化して、「簡単に受かる方法とかをマニュアル化できないかなっ」て思いこの記事を書きました。
こういった背景から、”効果的な職務経歴書のつくり方”を解説していきますね。
転職で使える職務経歴書のつくり方と考え方

職務経歴書をつくる際は、”目的から逆算しましょう”
職務経歴書をつくる目的とは
職務経歴書は自分のスキルを証明するツールです。
なので、作成の目的はシンプルで”スキルを証明するため”です。
- 営業経験者の場合:実績、課題解決能力、ヒアリングスキル、対人コミュニケーションスキル、の証明
- 飲食店マネージャー経験者の場合:コミュニケーションスキル、数字管理スキル、企画力、指導スキル、マネジメントスキル、リーダーシップ力、の証明
- 管理職経験者の場合:問題解決能力、ヒアリング力、対人関係能力、リーダーシップ力、共感力、マネジメントスキル、の証明
結論:職務経歴書は、自分のアピールできる経歴だけを記入すればOK
履歴書には全ての経歴を記入する必要がありますが、職務経歴書は、面接を受ける会社の職種に合わせ、過去のアピールできる経歴(3社くらいまで)だけを書けばOKです。
なので、個人的には長く働いたところ (3年以上) で、頑張ったところ、が有効的でいいんじゃないかと思っています。(長期間同じ会社で働くのは日本ではまだ良しとしているからです)
具体的な職務要約の作成例
職務要約とは職務経歴の要点を簡潔にまとめたもので、企業担当者が1番始めにサッと目を通すとても重要な項目です。
- 営業職の場合:どのような実績があるのか?自分で工夫して仕事をしてきたことは何か?お客さんを喜ばせることにどのようなことをしてきたのか?仕事を取るために何をしたのか、他部門の連携はどうだったか?
- 飲食店マネージャーの場合:集客はどうしていたのか?新規メニューはどうか?お客さんを喜ばせることのアイデアはあるか?売上はどうだったのか?アルバイトの指導、スタッフのモチベーションをどのようにマネジメントしてきたのか?
- 管理職の場合:どのように部下を引率していったのか?目標に向けての責任感はどうか?スタッフのモチベーションの上げ方は?自分なりのアイディアはあるか?共感力はあるか?
上記のあたりです。
職務要約をつくる際には、なるべくこのような疑問に答えるようにつくりましょう。
なお、上記の情報をすべて詰め込むのはNGです。
経験の中で1番アピールできることで、次の仕事に活かせることを、200~250文字程度にまとめます。
転職向けの職務要約のつくり方のコツ【成功例】
職務要約の作成で気をつけるべきことは3つです

- 簡潔、明瞭であること
- PRにもなること
- イメージできること
企業担当者は忙しいので、職務要約をパッと読んでどんな仕事をしてきたのか、自分の会社だったらどういうことができるのかと想像をふくらませます。それで、簡単にイメージできる要約が必要なのです。
なお、以下より具体的な作り方を私の成功例を使って解説していきます。
私の過去の面接で使った、職務要約を公開するよ
成功例①: 車買取店の営業での職務要約
(主な実績)「車の買取店○○〇店」の立ち上げスタッフとして、入社。営業即戦力として自動車買取り、販売で毎月売り上げを伸ばし新店舗を軌道に乗せる。その後安定した成績を認められ、株式会社〇〇〇の本社である、「国産ディーラー○○」に抜擢。販売後のアフターメンテナンスを重点的にし、顧客満足を得、既存客からの自動車代替え、車検、自動車保険などの全般でリピート客を増やす。
企業が求めているのは、あなたが培ってきたスキルや活躍です。職務要約に自己PRを盛り込むことは、あなたしか経験できなかったことを証明し、他者との差別化を図ることが目的です。

下記の3つの手順通りにしたら簡単に作れます。
車買取店の例で解説していきましょう。
- 手順①:何をしてきたか
- 手順②:会社に貢献したことは何か
- 手順③:自身何を得たか
手順①:何をしてきたか
買取店の立ち上げをした、アフターメンテナンスを重点的にした。
手順②:会社に貢献したことは何か
好成績を上げた。リピート客を増やした。
手順③:自身何を得たか
顧客満足を得た。
こういった感じに自己PRを盛り込みます。
なので、この3つの手順に沿って作れば、簡潔、明瞭かつ自己PRも盛りつつ、企業担当者がイメージしやすい職務要約ができます。
もう一つの成功例を見てみましょう。
成功例②:飲食店マネージャー
(主な実績)「○○○店」を店舗改装工事から立会い、厨房の設計、厨房機器、店舗用品など揃え店創りをする。OPEN前は調理指導、接客指導、新しく地域向けのオペレーションを作成。OPEN後は顧客満足度を向上させるためホールスタッフへロープレ等を行い接客指導、味を定着させるため調理技術の指導、管理、新人スタッフの教育等で世代間ギャップのコミュニケーション能力を培う。
手順①:何をしたか
立ち上げ、接客、調理指導
手順②:会社に貢献したことは何か
新規立ち上げ、顧客満足を得るためのマネジメント
手順③:自身何を得たか
世代間ギャップのコミニュケーション能力
こんな感じです、簡単ですね。
尚、世代間ギャップコミュニケーションについて興味がある方は下記の本を読んでみてください。
世代間ギャップに勝つ ゆとり社員&シニア人材マネジメント
仕事が出来る人=相手が何を求めているのかわかる人

優秀な営業マンや、実業家で多いのですが、仕事が出来る人は「相手が何を求めているのかがわかる人」です。
仕事が出来る人は、相手が求めていることを言わなくても、先回りしてやることの価値を分かっていて、それをベースに良い人間関係を構築し、交渉に有利になることを知っているからです。
今回の記事での相手とは企業や面接官です。
「企業は何を私に期待しているんだろうか?」ということをイメージしながら、職務経歴書を作るのがコツとなります。
職務要約なんて、一度テンプレ化してしまえば問題なしです。まずはサクッと作ってしまいましょう。
職務概要が完成したら、次は志望動機と自己PRです
職務概要をベースに自己PRを組み立てます。
次回の記事でまた解説していきますね。
職務経歴書は次の転職でも使える
『職務経歴書の利用機会 =1回だけ』って考えると、、、ちょっと作成にモチベーションが湧かないですよね。
しかしご安心を。
職務経歴書は次の転職のときにも役に立ちます。
実際、私は4回前の面接時に使った職務経歴書をテンプレートとし、その時々に面接する企業に合わせ、バージョンアップしながら使い回しをしています。
ですから、一度作った履歴書と職務経歴書のデータはグーグルドライブなどに入れ保管しておきましょう。
※転職サイトに登録すれば専門のコンサルタントにも無料相談できますので、自分で志望動機を考えつつも、無料で使えるリソース(相談や履歴書チェック)はとことん使いましょう。
というわけで、今回は職務経歴書の、職務要約について解説をしました。
次回は【簡単】 中途転職する際の『志望動機・自己PR』の簡単なつくり方 テンプレ化できます 【海外例あり】を紹介します。

転職をしたいと思っても、次の転職先をどうやって決めたらいいかって思いますよね。
そこで転職の思考法を読んで、転職する業界をしぼるのが一番オススメです。
私自身、早くこの本に出会っていたら14回もの転職で数々の失敗をしなくてよかったと思っています。
この本で私が1番心に刺さったことは「やりたいことを仕事にする必要はない」ということです。
私は今まで仕事にずっと楽しみを求めていたのですが、この本を読んでその必要がないことを知り、仕事をする気持ちがずっと楽になりました。
私が転職する際に一度は皆さんに読んでいただきたい本はこちら。

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
あわせて読みたい
>>【サラリーマン】転職初心者のための「転職の思考法」から得た発見 シリーズ⑦の1
>>【サラリーマン】転職初心者のための書類選考に必ず通る【職務経歴書の書き方】 シリーズ④ 面接官のこころを鷲づかみしろ!
私のブログに訪れ、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回、またお会いしましょう。
でわっ!
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