この記事では工場の派遣社員はいっこくも早く正社員にならなくてはいけないについてをお送りします。
派遣社員から正社員へ転職するのって、重い腰をあげるようでなかなか踏ん切りがつかないですよね。
そんなに構えなくても気軽に考えたらいいです。
この記事をみたら正社員への転職は気軽にできるとわかってもらえますよ。
前回までの記事では工場の派遣労働者は早く転職したほうがいいということをお伝えしました。
今回は工場の派遣社員の人がどのようにして、簡単に社員に転職できるかをお伝えしていきます。
この記事を書いている私はトヨタ自動車工場と大手住宅建材メーカーの派遣労働者として、2カ所の工場をトータル1年半経験しています。
【派遣社員から正社員になる】工場の派遣社員は一刻も早く正社員にならなくてはいけない
転職活動をどのようにするか
まず転職をしようと思ったら仕事をしながら転職先を探すわけですが、日常の生活をしているとどうしても転職に関することをやるのがおっくうに感じてしまいます。
1日30分は帰ってから時間をとる
まずは日々の日常から転職を最優先で考えるようにしてみましょう。
毎日の30分はかならず転職に関してのことをするのです。
求人誌を買う
転職サイトを見る
転職サイトに登録する
は最低限しておきます。
転職活動の心がまえ
転職することを最優先事項にする
なにをするにしても転職を優先に考えるのです。
仕事終わりに誰かから電話がかかってきたり、チャットをしてきたりしても相手にせず、転職を最優先事項ととらえ全ては後回しにします。
寄り道をしてはいけません、1日30分を終えたら別のことをしてもいいでしょう。
いついつまでに転職すると決める
いつまでに転職すると決めてしまいましょう。転職すると決めてから1ヵ月以内に採用が決まり3ヵ月以内に新しい職場で働いていることが望ましいです。
採用が決まるのが3ヶ月や6ヶ月と長期間になると気持ちもだんだんなえてきてしまい、「もう転職しなくてもいっか」ていうことになりかねません。
イメージはさささっとですね、めんどうなことはすばやく片付けてしまいましょう。
自分の今の気持ちを棚卸しする
どうして転職するのか、自分の気持ちを整理するため紙やスマホのメモなどに書き出し、気持ちの棚卸しをしてみましょう。
収入が少ない
毎日同じことの繰り返し
将来が不安
未来がない
彼女ができない
結婚ができない
体の不調
体力的にしんどい
などなど自分の正直な気持ちをつらつらとつづっていきます。
転職先の決め方
転職先の決め方ですが、今寮生活の人は転職してしまうと、実家に帰ったりしないと住むところがなくなってしまうという問題があります。
かといってアパートを借りるのは、敷金、礼金などの初期費用が多くかかります。
そこで優先順位は寮がある会社を選ぶことです。
寮が付いている仕事となると限られてきます。
正社員であれば次に上げる飲食業界以外はだいたいどんな仕事でもいいと思います。多少きつい仕事だとしても人生経験と割り切って仕事をしてみるのがいいと思います。工場の派遣労働者よりはよっぽどいいからです。
入社して仕事があわなかったり、ブラック企業であったりした場合はすぐ転職すればいいのです。
やめたほうがいい業界:飲食店はやめたほうがいい
私は飲食店での仕事の経験は7店舗でトータル5年ほどありますが、飲食店の社員は
拘束時間が長く長時間労働、残業代がでない、休みが少ないで、時給にするとアルバイトよりもひくい給料で働いている、のがはおうおうにしてあると私がいろんな社員を見てきてそう思うわけです。
店長だったらアルバイトの確保、売上の管理などもしなくてはならず、求人や集客を考えたりと責任がつきまといます。売上が悪いと社長から絞られます。
これでは飲食店の社員になってから、まだ工場で働いていたほうがよっぽどいいということにもなりかねません。
企業の応募の仕方
気になった会社があったらどんどん応募します。
1回で複数応募してもいい
面接は1回で決まると思わないほうがいいです、1回で決まると思って面接に落ちるとがっかりし、また応募してから面接などの時間がかかり、気分が盛り下がってしまいます。なので複数応募してリスクを分散し時間短縮しましょう。
応募する会社の仕事に質問があったら、応募する前にメールか電話で先に聞いてみるほうがいいでしょう。入社してからこんなはずじゃなかったのにと思うことがけっこうあるからです。
わたしの場合、工場の派遣社員から転職しリフォームの施工会社だと思って入社したところが、リフォームの飛び込み営業の会社で、入社初日から知らないお宅のピンポンを押していました。
まあそれはそれでよい経験になりましたが、気になることを面接時に聞くよりは事前に聞いておくほうが、思っていたのと違うということを回避できるのでしておきたいところです。
職安へは行かないほうがいい。
これも私は言っておきたいです。ズバリ職安で紹介する会社はろくなところがないので行かないほうがいいです。
なぜかというと、企業は無料で登録できるからです。広告に載せたり人材派遣会社に依頼したりという人材にお金を割かない会社が職安を使って求人をします。大事な人材にお金をかけない=ケチな会社=儲かっていないということです。ですので職安以外でさがしましょう。
儲かってない会社で働くことのしんどさは過去の記事で取り上げています
選考の連絡がきたら
求人の企業へはメールなどで応募し、その後面接までのガイドラインがくるかと思います。
いきなり面接というところは少なく、まずは書類選考というころが多いでしょう。
書類選考は履歴書と職務経歴書のセットで求められます。
職務経歴書の書き方
職務経歴書で一番重要となるところが、志望動機と職務概要の欄でしょう。
職務概要の書き方は過去の記事で紹介しています。
志望動機
ここでは工場の派遣労働者が転職するための志望動機を考えていきます。これを考えるのがけっこうめんどくさいという人は多いのではないでしょうか。実際どのように書いていいのか頭を悩ませます。
そんなに悩まなくても次で一緒に考えていきますので大丈夫ですよ。
先の項の棚卸しのところで自分の気持ちを棚卸ししたことをそのまま書いてはダメ
当然ですが自分の気持ちをそのまま書いては、面接担当者を不快にさせるだけです。
何で転職したいのかは自分の動機、自分を行動に移すための根拠を明らかにするためにあげてもらったのです。
その気持があるから転職したいわけですが、しかしそれは会社側が聞きたいことではありません。
それでは会社が聞きたいこととはなんでしょう。
ちょっと面接官の気持ちになって考えてみましょう。
どうしてこの人は工場の仕事からうちの会社に入りたいのだろう。
工場で働いてるということは、黙々と作業することだろ、コミュニケーションはどうだろう
この人をうちの会社で雇うメリットはなんだろう
面接官が聞きたくなるのはこういったことでしょうか。
毎日同じ作業の繰り返しで飽きてしまう。を面接官にウケるように脚色するのです。
毎日同じことをしてきた(プラス変換) →忍耐強い
作業ミスしないように集中した(プラス変換)→集中力がある。
毎日同じことをしたくない(プラス変換)→いろいろなことに取り組みたい、
ずっと同じことの繰り返し(プラス変換)→ライン作業に遅れがでないように作業のスピード管理をした。協調性がある。
とこのように本音からプラス変換し建前を考えます。
そして建前の文章をつなげ脚色します。
それでは志望動機のサンプルを以下に挙げます
工場での作業ではミスをしない集中力や、仕事時間作業を続ける辛抱強さを身につけました。
また、ライン内の流れを見ながら、もし自分の仕事が早く済み時間が空いたら同じチームの人を手伝ったりと、スピードや正確性だけでなく協調性も重視し仕事に取り組んできました。
この工場での経験を活かし、もっと創造的なことに自分の能力を使いたい、今よりもステップアップした仕事に取り組んでいきたいという思いが強くなり、御社での〇〇の仕事で発揮できると感じ応募しました。
次の面接のところで取り上げますが、プラスのことしか書かないようにしましょう。
書類先行に無事受かったら次は面接です。面接は最優先事項ですので仕事の都合を考えず、相手が指定してきた通りの日程を受けいれましょう。
その日は必ず有給を取って会社を休みましょう。
面接までの日にちが空くと緊張感が保てませんし、次の予定も立ちません。またその間に優秀な人が先に内定を決めてしまうかもしれません。だから最短の日程がいいのです。
面接の受け方
「面接ではどんなことを聞かれるんでしょうか」という質問がでてくるかと思います。
面接をかれこれ20回以上してきた私ですが、何を聞かれるかは担当者によって違うのでわかりません。ですのでアドリブでいいでしょうと私は思います。
その中で「今回なぜ転職しようと思ったのですか」という質問はかなりの確率で聞かれるでしょう。
注意してほしいのがここで本音を言ってはだめです。
自分の気持ちをそのまま伝えずに履歴書の志望動機に沿った答えをするのがいいでしょう。
今の工場の仕事ではものたりず、もっと自分の能力を発揮したい、社会に貢献したい、創造性のある仕事がしたい、などをスラスラと言えなくてもいいんです、気持ちをこめて伝えると相手の心に響きます。
「数ある会社の中でなぜ弊社を選んだのですか」
という質問も面接の事例を見ているとよくあります。
こういったことを聞く会社は私はかなり上から目線の態度でおごっているとしか思いません。
「正直べつにどこの会社でもいいんだけど、そんなにすごい会社なのお宅?」と思ってしまいます。
ですがこの質問をしてくる会社は少なからずあると思います。
答え方は
給料が高くそれが魅力的だったら、そのまま「給料が高かったので」でいいでしょう。
「創業が長く安定していて、安心して長く働けそう」だと思ったらそのまま伝えるのです。
新しく開設する会社だったら「新規立ち上げのメンバーとして一から仕事に関われることに魅力を感じ、会社を起動にのせるよう貢献したいと考えています」などでしょうか。
こんなんでいいんじゃないですかね。考え過ぎてもしょうがないと、言われたことに答えられればいいと思います。
ただ注意点があります
マイナスなことは言わことです。
長時間集中して作業することはできるのですが、他の人と共同してやることは苦手です。
とか
作業するのは得意ですが、人前で話しをするのが苦手です
とか、口をすべらしてしまわないように注意しましょう。
仕事をすれば自ずとせざるを得なくなり能力はついていきます。
面接官からしたら苦手な点などどうでもいいことなんです。
「体力的にしんどいからとか体の不調があり事務職に転職したいです」と答えるのもマイナスなイメージを与えよくありません。
特にチームワークの点は重要
相手が喜びそうなことを話す
少しテクニックがいりますがその会社にとって喜びそうなことを考えて受け答えをします。
会社の歴史、ビジョン、経営理念などの情報は最低限ホームページを見て頭に入れておくことはたとえ面接時に聞かれなくても何を聞かれても大丈夫なように準備をしておくことで自信が持てるでしょう。
面接時の服装
スーツでなくてもいい
私が工場の派遣社員から転職先の面接を受けたときはスーツをもってなく、私服のチノパンとYシャツでした。
それでも面接担当者であった支店長は服装のことを何もとがめず私を採用してくれました。
服装は清潔な格好であればスーツでなくていいと考えます。
シャツは襟が付いていればマナーの範囲内といえるでしょう。スーツも買うとばかになりませんからね。
面接を終えてから
面接が終わったその日のうちに、面接担当者の人にお礼のメールをします。
本日はお忙しい中面接のお時間をいただきありがとうございました。
お礼申し上げます。
くどく書かずお礼を一言にとどめましょう。
採用の基準にはなりませんが、印象を与えるうえで効果的と思っています。やらないよりやっておいたほうがいいという感じですかね。
さいごに
こんな感じで面接を繰り返しているうちに慣れてきて、面接がそんなに大変ではなくなってきます。面接に何回も落ちてやっと受かったらその経験を元に、面接のエキスパートとして他の人に伝える仕事をしてるかもしれませんね。
どうですか、転職まではそんな大したことではないとわかっていただけたでしょうか。
最初の一歩を踏み出す求人誌などをペラペラめくったり、転職サイトをのぞいたりすることからがスタートとなりますので、まずはそこからです。
一緒に転職活動を進めていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!
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