【海外マネジメント】フィリピン人との職場でのコミュニケーションでよくある事例と対処法【異文化コミュニケーション②】 

異文化コミュニケーション

この記事では、フィリピン人と仕事をしていてよくある、「マジこんなことするかよ?」と思うこととその対処法について紹介します。

フィリピンでフィリピン人と一緒に働くと「マジでそうゆうことする?」って思うことありますよね。

そんな方はこの記事の「フィリピン人との職場でのコミュニケーションでよくある事例と対処法」をみるのがいいです。

この「フィリピン人との職場でのコミュニケーションでよくある事例と対処法」をみることで怒りが起こることも少なくなりますよ。

フィリピン人との職場でのコミュニケーションでよくある事例と対処法

この記事を書いている私はフィリピン在住歴6年半。今までフィリピンで4つの職場を経験し、フィリピン人と仕事をして、「フィリピン人は一体なんでこんなことするの?」ということを多く体験してきました。

フィリピンで働くようになり、まだ会社が新しく規則もきちんと定まっていないと、何かとフィリピン人と意思の疎通がとれないことがあります。そんな方のために少しものヒントとなればと思いこの記事を書きました。

フィリピン人との職場でのコミュニケーションでよくある事例 

フィリピン人と一緒に働くと「マジでそうゆうことする?」のよくあることは5つある。

  • 1、スタッフが遅刻する
  • 2、当日急に欠勤する
  • 3、ランチをスタッフ同士一緒にとろうとする
  • 4、集中力がない、体力がない
  • 5、注意すると逆ギレする


ここであげる事例の5つは、フィリピンで働いている人であれば、「あるある」とうなずく人も多いのではないでしょうか。

それぞれの事例とその対処法を以下で解説していきます。

スタッフが遅刻する

新しい会社で規則がまだあまり決まっていないのところでは、スタッフが遅刻してくることはかなり多いでしょう。

それは長年運営している会社でもスタッフの遅刻はあるからです。

遅刻するスタッフで1番多い理由が、会社に来るまでの通勤の交通手段で、「ジプニーやバスがなかなかつかまらなかった」ということや、「道が渋滞していたから」ということです。

ほとんどのスタッフが会社や店まで来るのに、バスやジプニーなどを2回から3回以上乗り換えをしています。

確かにそのような過酷な通勤状況で毎日なにが起こるかわからない中、完璧に遅刻をしないことは不可能です。

ただ、毎日のように遅れてくるスタッフもいるのです。

私の経験でいうと、新規レストランを立ち上げるプロジェクトのマネージャーをしていたときのことです。

新卒で採用されたあるスタッフが毎日のように遅刻してきて、私に一切報告をせずにそのまま仕事を始めだすということがありました。

そのスタッフに遅刻のことを指摘をしたら、次の日からは早めに来て遅刻はしないようにはなりました。

ですが日本では毎日遅刻するなんてありえないので、どうしてこうなるのかと不思議に思っていたら、私と似たような境遇にあった人がFacebookに投稿しているのを見つけました。

その投稿にはフィリピンの学校では遅刻しても先生から注意されたり怒られない、さらには指導する立場の先生でさえも平気で遅刻や欠勤をするということでした。

学校で教育していないのなら、先ほどの新卒のスタッフが遅刻しても悪いと思わず、マネージャーである私に何も言ってこないのは当然だと合点がいきました。

対処法

とはいえ、そんなにしょっちゅう遅刻されては、支障がでますし、他のスタッフに迷惑がかかるし、きちんと時間通りに来ているスタッフに示しがつかなくなります。

遅刻を認めるのはよくない

といってもそのことで怒ってはだめです。まずはなんで遅れてしまうかの理由を本人から聞き出し、どうすれば遅刻しなくなるか一緒に考えるのがいいでしょう。

指紋認証のタイムカードの導入をし、時間を意識させるようにし、遅れた分は給料から引くようにします。

給料が低いのにさらに引かれたら、かなりの痛手になるので遅刻はこりごりとなるでしょう。

当日急に欠勤する

フィリピンで仕事をしていてよくあるのが、スタッフが当日になって急に休むということです。

当日欠勤する理由の多くは、

  • 家族の誰かが病気になって休んだ
  • 自分が風邪気味なので休んだ

中にはペットの具合が悪くて休んだっていうのも聞いたことがあります。

自分の経験と、同じフィリピンで働く日本人から聞いた話しからの統計で、これはどこの職場でもあることだと感じています。

彼らもそれなりに当日でも急に休む権利があるらしいのです。

その理由をあげると次のとおりです。

  • 社員だとsick leave (シックリーブ)といい、1年間に5日とか10日とか体調不良などの理由で休みがとれる制度があり、それをまるまる使わないともったいない。
  • 風邪で当日急に休む人の言い分は、人に移したら責任がある、風邪は重くならず早いうちに1日でも休めば治るから。
  • 家族が病気になって当日急に休むという人の言い分は誰も面倒を見る人がいないから。

など、これらの理由はフィリピンでは慣習でまかり通るので、それを無理に仕事に来させるようなことをしてはいけません。あとで訴えられるかもしれないからです。

でも猫は言い分にならないですね。

そこでよくある事例が、当日休む人の中にも連絡をしてこないことがあるということです。

私がレストランのマネージャーをしていたときのことを例にあげると、

レストランには固定電話があり、私の携帯番号を伝えてあるのに連絡せず、スタッフ伝いで、今日は〇〇さんが休みますと報告があるのです。

なんで本人から報告してこないんだろうと不思議に思って、なかば怒り気味でその休んだスタッフに聞いてみると、

「家に固定電話がないからかけられない」

「携帯のロード(プリペイドカードで課金するとかけられる)がないからかけられない」

からと言われ、何言ってんのロードくらい20ペソで買えるでしょ、固定電話はどこかで借りられるでしょと思っていました。

私がこのスタッフたちの気持ちがわかったのが、その後、日系の不動産会社で働いたときにローカルと同じ給料で働いてからです。

たしかにふだんテキストや電話をするわけではなく、たった20pesoでも仕事への連絡のためだけにテキストをするのに、わざわざロードを買うのがもったいと感じました。

そのときハッと、彼らに強くあたりあのとき申し訳ないことをしたなぁと感じたのです。

対処法

これらの対処法はというと、

  • Viberかメッセンジャーのグループをつくりチャットで連絡させる(ロードがなくてもチャットできるから)
  • 中にはガラケーも使っている人もいるので、他のスタッフ伝えてもよいことにする
  • そもそも休むのを見込んで人員を増やす

と柔軟に対応してあげたほうがいいでしょう。

ランチをスタッフ同士一緒にとろうとする

私のレストランマネージャー時代

日本のレストランでは、少ない人員の中シフトを組んでいるので、スタッフのランチはウェイトレス、キッチンスタッフが一人ずつでとるのがだいたいですが、

フィリピンでレストランのマネージャーをしていたとき、ランチを1人ずつとるようにシフトをつくっても、彼らはなぜか必ず2~3人で食事をとるのです。

シフトに従うようにと注意しても必ず2~3人で一緒に食事をするので、レストランも忙しくなくないし、まあいいかと、いつの日からかそのことで指摘をするのを諦めました。

私の日系不動産営業時代

日系の不動産に務めていたとき、私はサービスアパートメントの管理をしていました。

お客さんのチェックアウト後にすぐにチェックインができる体制をしておきたいので、ランチ前に清掃担当のスタッフに掃除の依頼をしたのですが、掃除に行かずにオフィスでオフィススタッフと一緒に食事をするのです。

予約が入るかもしれないからと指摘しても、「ランチの時間だから」と返され、もう何もいう気持ちがなくなりました。

対処方法

お昼をみんなでとることの対処方法は、

  • フィリピンでは食事を1人でとるのは、あまりないことなので、仕事に支障がないようなら認めてあげる。
  • ランチが一緒にとれるようにシフトづくりをする。

と柔軟に対応したほうがいいでしょう。

集中力、体力がない

これも総じていえることですが、フィリピン人は集中力、体力がないといえるでしょう。

私がレストランのマネージャー時代で感じたのは、ウェイトレスは直立して長い時間立てないということです。

日本ではウェイターの人が待機中に壁やテーブルに寄りかかるなんてあまり見かけませんが、スタッフ全員がテーブルや壁に寄りかかったり、カウンターテーブルに肘をついたりと、直立の姿勢が長時間とれないのです。

また、ウェイトレスの立ち位置を決めてあるのに、お客さんがいるのにも関わらず、スタッフが他のスタッフ近寄り、おしゃべりをしだすということも頻繁にあります。

私はどうして日本人とこれだけ違うのか考えたところ、次の理由がうかびました。

フィリピン人は場所を移動する場合、どんな近くでもトライシクルやジプニーといった乗り物に乗りたがり、歩こうとしたがらないから。

兄弟親戚が多く一人でじっとしている時間が少ない環境で育つのか、何もせず直立して時間をやり過ごすなんてことが大の苦手。

さらに彼らは仕事がないときは、自分から何かやることを探そうとはこれっぽっちも思わないのです。

勤務中にやることがないときには、仕事を探す日本人とは大きく違うのです。

対処方法

フィリピン人が集中力、体力がないことの対処方法は次のとおりです。

  • お客さんがいないときは、スタッフ同士のおしゃべりも認める
  • メリエンダタイムという1日に2回あるおやつの時間を与えたり、スタッフ同士でお茶を飲ませたり、休憩をちょこちょこ与えたほうがいい。
  • お客さんが来てからとか、集中しなくてはいけないときに集中してもらう。

また店舗や飲食店のスタッフは携帯は時間を決めて見させたほうがいいです。
家族や彼氏、彼女にいつでも連絡を取りたいのが彼らの心情なのです。

注意すると逆ギレする

仕事のことで注意すると別の話題に切り替えたり、次はやりますからといったり、逆ギレしたりすることがあります。

これもよくあることですね。

ミスや間違えを指摘して、次に再発しないようにどうすればいいのかを話し会いたいのに、自分を防御するように話しをさえぎったり、別の話題に変えたり、しまいには逆切れしてしまうのです。

私の経験でこんなことがあります。

レストランのマネージャー時代

あるキッチンスタッフが、唐揚げの揚げ時間が終わるタイマーが鳴り、さいばしが使えないのに、さいばしで1個1個練習するようにふざけながら、すくっていたのです。

さいばしは使いづらいだろうと、トングを準備しているのにもかかわらずです。

その場で「早く上げるように」となかば怒り気味で注意したところ、そのコックはその場でユニフォームを脱ぎすて店から出てってしまったのです。

対処方法

注意すると逆ギレすることの対処方法としては次のとおりです。

フィリピン人は、親からも学校の先生からも怒られるという習慣が少なく、プライドも高いので人前で怒るととてもショックを受け、人前ではずかしめを受けたとなるようです。

ですのでなにか間違えたことをした場合、その場では優しく注意するだけにし、注意しても直さらないのなら、他のスタッフがいないところで、二人きりになれる環境をつくります。

二人きりになってもいきなり自分の主張を通すのではなく、まずは相手の話し(言い分)を聞いたうえで「私は仕事を遂行する上であなたにこのようにして欲しい」ということを伝えるのです。

これは私でもなかなかできないことですが、とても大事なことですので実践していきたいものです。

むやみに人前で怒ると逆恨みをし、どこで何をされるかわからない危険にさらされることにもなりますからね。

よいこともある

このようにフィリピン人と一緒に働いていると「マジこんなことする?」ということがこの他にも多くありますが、なかにはよいこともあります。

先ほどあげたレストランのマネージャー時代に強く指摘したらその場で辞めていった男性スタッフが、ある日、私を街で見かけるなり「Sion!」と声をかけ満面の笑みを浮かべ手を振ってきたのです。

これにはおどろきました。てっきり彼は私にずっと根をもっているかと思っていたのです。

すぐ忘れるのもフィリピン人の悪い点でもあり、良い点でもあるんですね。

異国の地で日本人が働くということ

私がレストランのマネージャーをしているときの日本人社長がよくこんなことを言っていました。

「自分はフィリピンで仕事をしているのではなく、させてもらっているんだという気持ちを常にもつことが大事だ」

と、たしかに自分の主張ばかりを言っている外国人の聞く耳を持たなくなるのは、日本に来た外国人が日本のことをあれやこれや言ってるのを聞いて、「何いってんだコイツ」となるように当然のことでしょう。

「じゃあ自分の国へ帰れば」と言われてしまいかねません(フィリピン人は柔軟ではない日本人のことを、よく影でこういってます)。

別の国には別の国のルールがあります。この日本人社長がふだんから言ってるように、仕事ができるだけでもありがたいのです。

まとめ

スタッフが間違えたことをしてもその場で怒ってはダメ、二人きりになる時間をつくる。

人の慣習 性格などは変えられないので自分の考え方、やりかたを変える。

たまにスタッフに差し入れをしたり、一緒に食事をとったりすることが大事。

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再度まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!

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