20年間、毎日かかさずに飲酒をしてきたのですが、禁酒をしようと決めてから、82日間達成できました。


「毎晩お酒を飲んでいて、最近、次の日起きるのがつらいな…。昼間も眠気が襲ってくるし、お酒を飲むと他のことでやる気がなくなって、時間をムダにしているようだ…。お酒を辞めたいと思っているけど、せっかく辞めたのに、また飲みたくなったら辛すぎるし、どうすべきだろう・・・。」
こんな悩みを持つ方向け。
まず結論。禁酒をするコツは『強い願望』を持つことです。また、禁酒をすると何かしらの効果が出るはずです。
実体験を元にまとめました。
禁酒を続けるコツは『強い願望』を持つことです【簡単な禁酒の方法】

前提条件:禁酒を続けるには自発性が必要
人間は快楽or 恐怖で動くといわれます。
・快楽 ⇒ Hなことをイメージする
・恐怖 ⇒ 悪さをし刑務所に入る
こんな感じ。
じゃあ禁酒に当てはめるとどうなるか?
お酒を飲まないと死ぬという状況は難しい。ということは恐怖心をモチベーションにするのは難しいですね。
じゃあどうするか? 強い願望をモチベーションにしましょう。
強い願望が禁酒継続に有効な理由
メンタリストDigo氏の『人を操る禁断の文章術』を参照にしています。人間の悩みの9割は「HARM」(ハーム)の四文字に集約されます。
- Health(健康)
- Ambition (野心)
- Relation (人間関係)
- Money (お金)
Money:禁酒でお金が節約できる
お金=税金なので、飲めば飲むほど日本国家に貢献しています。1日1本150円の発泡酒3本飲むと450円。月にすると13,500円です。
また、週に1回、外で飲むとすると、1回3、500円程×4日=14,000円
これだけで、トータル27,500円です。
・毎月これだけのお金を何かの投資にまわしていたらどうでしょう。
・そのお金で専門分野の本を購入して読んでいたらどうでしょう。
・そのお金で海外に行っていたら、今まで何回行けてたでしょう。
・そのお金でやりたいことをやっていたら、どうなっていたでしょう。
Ambition:禁酒で目標実現の達成ができる
あなたにはどんな人生の目的がありますか。
・ビジネスを始めて稼ぎたい
・投資を始めて稼ぎたい
・副業をして給料以外の収入を得たい
・ダンスなどの趣味を始めたい
・パーティーなどに行き素敵な人と出会いたい
飲んでいる時間は1日1時間30分として、1.5時間×30日=毎月45時間もの時間をお酒をのむことに費やしています。
毎日、お酒を飲む時間を、自分の目標実現に向けてに使っていたらどうでしょう。
・専門分野の勉強をしてみる
・投資の勉強をしてみる
・実際にビジネスを始めてみる、
・気になる人に会いにいってみる
・ダンススクールに通ってみる
・パーティーに行ってみる
・エクササイズをしてみる
・筋トレをしてみる
をしてたらどうなっているでしょう。今頃、何かのスペシャリストになってはいませんか?
お酒を毎日飲んでいることで、「今日は、まっいっか」とか後回しにしていることはありませんか?
Relation:人間関係が良くなる
禁酒をすると、気持ちが前向きになります。「今日もお酒を飲まなかった」という自分自身に約束をすることで、「自信」が湧いてきます。新しいことを始めたり、会いたい人に会いに行ったりといろんなことに挑戦する気持ちが出てきます。
代わりにお酒を辞めたいのに、いつも飲んでしまっているという人はどうでしょう。
自分は失敗しているという、後ろめたい気持ちになり、何かチャレンジしても「どうせオレには向いてない」とか「今から始めてもしょうがない」
という気持ちが心のどこかにあり、チャレンジする気持ちが萎えてしまう。
そして、今日もお酒を飲みチャレンジする気持ちから逃げてしまうのです。
また、飲むと気が強くなり、普段、気の弱い人が急に怒り出したりし、大事な友人や恋人を失うこともあります。
Health:禁酒で健康を得る
お酒を飲まない次の日は、とても快適に起きることができます。
「よし、今日も楽しいことを探しにいくかー」くらいの気持ちです。
食欲も出て、かといってお酒を飲んでいないのでたくさん食べても太りません。
毎日飲んでいた日は、朝は起きるのがダルく、「また今日も一日が始まるのか」と憂鬱感がありました。昼間も眠気がおそってきました。
私は、毎日浴びるほどお酒を飲んで、ある日、急に背中の「すい臓」と呼ばれる部分が痛くなり、仕事をするのもままならないほどでした。体をいたわらず、昼も夜も飲んでいたツケが一気に回ってきたのです。
あんなに体が痛くなることはその後、恐怖となり、もうそうはなりたくないので、お酒を飲んでもほどほどにしたり、週に3回までと飲む日を決めています。
禁酒を続けると効果はある?82日の考察 【断酒ではなく禁酒でのりきる】

結果は、大きくYes。
・頭の思考がはっきりとする
・もの忘れが少なくなる
・むだに性欲が湧くことがなくなる
・筋トレをして体を鍛えたくなる
・意欲がわいてくる
・食欲がわく
・やる気がでる
・朝早く起きることができる
・時間が有効に使える
・無駄な飲み会を断れる
私の最大の効果は、禁酒によってビジネスを展開していこうという気持ちがわくようになりました。
禁酒を続けると誰でも効果はでるのか?
YesでもNoでもあります。
理由はお酒が「ストレス解消」になっていることがあるからです。
お酒好きな人が、無理に飲むのを我慢していると、何もかもが楽しくなくなる可能性があるからです。毎日お酒を楽しみにしていたのに、他に趣味とかをつくれればいいのですが、なかなか習慣はすぐには変わりません。
無理には辞めずに、禁酒をしても飲みたくなったら飲めばいいと思います。
日本人は性格的に、飲んだ方が仕事や人間関係がスムーズになることが多いですからね。
じゃあどうすべきか?
ヒント:まずは無理せずに一日断酒してみる
「答え」じゃなく、「ヒント」という表現にしたのは、人それぞれやり方があるから。
例えば私の場合は、毎日浴びるようにお酒を飲んでいた頃、ある日突然、背中がものすごく痛み、その時、これ以上お酒を飲んだら、仕事が出来なくなるという恐怖感から毎日飲んでいたお酒をその日は飲まずに寝床につきました。
その次の日も、お酒を飲みたい葛藤がありましたが、365日欠かさず飲んでいたお酒を1日やめただけで、「今日もお酒を飲むのをやめよう」と、毎日決めることができ、最初の2週間ほどは飲みたくて飲みたくてつらかったのですが、82日間の禁酒に成功しました。
それからはお酒を飲んでも、飲みすぎずに自制することができ、そこまで体が痛くなることはなくなりました。
無理せず←この意味とは
無理せずと書いたのは、完全にお酒を断つ、「断酒」にすると、あとあと反動がくるからです。断酒してまた飲んだら、失敗した感で絶望を味わい、そのストレスからまたお酒を頼るようになるからです。
禁酒はするけど断酒じゃなく、「今日は飲みたくなる、なんかいい気分だな」とかっていう日は飲んでいいと思います。
逆に「飲まなきゃやってられん」ていうストレスからくるやけ酒は、何かストレスがある度に飲んでしまうのでやめたほうがいいでしょう。
1日←この意味とは?
体を壊して禁酒をしたとき、いろんなアルコール依存症の人が書いたブログを読んでいました。
そのとき、「今日1日、飲まない日を毎日つづけるのが大事。今日飲んでしまっても、落胆せず、また明日から今日1日飲まなければいい」という言葉に出会いました。
「これだっ」て思いましたね。
それまで、365日毎日欠かさずお酒を飲んでいたのに、1日飲まないことで「自信」が持てるようになりました。
もう、アルコールに決定権を奪われ、人生を無駄に振り回されることがなくなります。
効果的なのは「飲む前に食べる」「飲む前に飲む」です。
アルコールを飲みたくなるのは、「空腹感」を感じたときです。
空腹でアルコールを飲みたくなった時は、何かを食べ、空腹を満たしてあげることで、飲みたくなるのを防ぎます。
また、喉がかわいた時も同様です。ビールなどの発砲系のお酒を飲みたくなったら、炭酸系の飲み物や、柑橘系のドリンクを先に飲んでみましょう。
かなり、飲酒欲が軽減するはずです。
私のお勧めは、砂糖も何も入っていない、ただの炭酸水です。
禁酒を簡単につづける方法

禁酒を続けるのがシンドイなぁ・・・。
というか、そもそも禁酒するべきなのか?
禁酒をしても、また飲みたくなったら辛すぎるし、どうすべきだろう・・・。

無理せずに1日だけ辞めてみましょう。

強い願望を持つことです。周りの友人には伝えなくて良いですが、お金、名声、人間関係、健康から選ぶと良いです(心理学的に)。
いきなり毎日だと難しいかもなので、週3日でもいいと思います。

なぜなら、また飲みたくなるシチュエーションはあらゆるところにあるから。
禁酒だと飲んでも、また次禁酒すればいいという安心感がある。
人生長いですし断酒ではなく、気楽に禁酒にしましょう。
禁酒おススメ本「禁酒セラピー」
アレン・カー著 禁酒セラピー

私はこの本を読んでお酒が辞められただけでなく、他の依存症も辞めることができました。何かに依存している人にはぜひお勧めの本です。
次の記事>>お酒をやめたい人は、「断酒」より「禁酒」をしたほうがいい理由・82日達成【禁酒セラピー②】
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!
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