この記事では「新車ディーラー営業の失敗談」について紹介します。
仕事で失敗したらへこみますよね。
仕事で大きな失敗をしても時間が解決してくれ、あとから笑えるようになるから大丈夫です。
今回の私の記事を読んだら、失敗は誰でもあるしたいしたことじゃないと思えますよ。
新車ディーラー営業の失敗談【失敗エピソード】
仕事での失敗は誰でもありますよね。
失敗をやらかしたときは「ヤベーもう詰んだー」とその瞬間、解決方法がないよう思えますが、必ず解決への糸口はあって、その問題が終わったあとにふり返ってみると、思いだし笑いしてしまうようになるから不思議です。
どんな失敗でも時間が解決してくれるから大丈夫なんですね。
転職を14回してきた私も、それぞれの職場でたくさんの失敗をしてきました。
その中でも新車ディーラーでの失敗では、「もうこうなったら指つめなあかんのとちゃうん?」くらいの強烈なこともありました。
それでもなんとか解決方法をみつけ、ことがすんで1週間ほどすると、そのときのことを大して思いつめなくなり、「あーいい経験させてくれたなぁ」くらいの気持ちになります。
今仕事で失敗をしたり、やらかしたりしておもい悩んでる方が、この記事を読んで少しでもホッとしてくれればと思い記事にしました。
この記事を書いている私は、業界最大手の車買い取り店で2年、国産ディーラーで3年、トータル「車の営業歴は5年」ほどあります。
失敗談を話すまえに、私の新車ディーラーへ配属になった経緯を説明する必要がありますので、まずはそのことからお話していきます。
車買取店から新車ディーラーへ異動
私は車買取店で初めて車の営業を経験しました。
そこで毎月コンスタントに良好な成績をおさめていたからか、2年経過したときに、社長から車買取店の本社にあたる新車ディーラーに、営業として任命されました。
最初は新車ディーラーの営業の人員が少ないので、その穴埋めかなくらいに思っていたのですが、いざ仕事に就いてみると、なんともれなく社長の顧客が全てついてきたのでした。
それから社長の顧客を担当することに

社長は新車ディーラーや、車買取店だけでなく、軽自動車専門店2店舗、その他の業種では、レンタカー1店舗、車検センター1店舗、飲食店13店舗くらいを展開していて、そのせいか多業種の人物とつながりがあるのです。
また本社が社長の育った土地にあるため、地元の経営者とのつき合いも多いのでした。

私はそれまでの仕事では、接することのなかった人たちとも、たくさんこのディーラーの仕事でかかわるようになりました。
私が担当した社長の顧客の職種を紹介します。
と多業種にわたり、またいわくつきの人もちらほらいました。

社長は、その新車ディーラーのメーカーだけでなく、国産、輸入車、メーカー問わず、ありとあらゆる車種を販売していました。
社長自身も、社用車がレクサス、ベルファイア、自家用車がポルシェと、自社メーカーの車は乗っていないという、なんとも自社ディーラーの愛車精神のないお方でしたね。
ここでは、私がかかわった社長の顧客の所有車を他社メーカーのみをピックアップして紹介します。
私が新車の納車を担当したのは
中古車の納車を担当したのは
引継ぎ 既に社長が販売してアフターメンテナンスを引きついだ車
新車を売る以外にも、これらの社長のお客さんの車のアフターメンテナンスもしないといけなかったので、新車ディーラーの営業だけでも毎日時間に追われている感があるのに、さらにプラスアルファで車買取店から異動した瞬間に超多忙になったのです。
社長のお客さんは、車検、点検、修理などは他のお客さんとことなり、特別に引き取り納車をしていました。これだけでも毎日の時間が取られます。
しかも他の営業は店長ふくめ誰も私の仕事をフォローしてなどくれません。
いつも社長や、社長のお客さんや、自分のお客さんや、メカニックやらから、電話がじゃんじゃんかかってきます。
はじめのころは、それぞれのお客さんがどんな人なのかバックグランドがわからないので、1件1件ハラハラしながら対応していました。
それはそれは緊張しっぱなしの毎日でしたね。
「社長のお客さんなので失敗はできない」と、たいそう気をつけながらやっていたのにもかかわらず、社長のお客さんの新車の納車で大失敗をやらかしてしまったのです。
新車ディーラーでの大失敗エピソード 2つある
1、土下座しても許されず、「もう指つめなあかんのとちゃうん?」事件
2、や〇ざやさんの新車の納車でおきた事件
>>【新車ディーラーの営業】新車ディーラー営業の失敗談・やくざやさんの新車の納車でおきた事件【失敗エピソード②】
1、土下座しても許されず、「もう指つめなあかんのとちゃうん?」事件
みなさんは土下座をしたことはありますか?私は40年強の人生の中で1回だけあります。
それは仕事でやらかして、お客さんからなにをいっても許してもらえなかったときです。そのエピソードを紹介します。
O府にあるF氏の自宅へ納車
自社メーカーの新車の軽のミニバンを社長と隣のO府まで積車(車を積むトラック)で納車しに行く途中のことでした。
トイレ休憩のため高速のパーキングに停め、積車に積んだミニバンをみたとき、冷や汗がでました。真っすぐ積んだはずの車が、斜めにおもいきりずれていたからです。
そのミニバンを積車に積むときは進行方向と反対の向き、すなわちバックドア側を進行方向に向けて積んでいました。
軽自動車のミニバンは車高が高く、そのわりに普通車と比べると重量が軽く、さらにその車にはウィングがついていため、風の抵抗をもろに受けて車体がずれたのでしょう。
この積み方だと車が跳ね上がったり、ウイングが飛んだりすることもあると、その後メカニックから聞きました。
そこで積車からミニバンをおろし前向きに載せかえようとしました。積車を操作しているときに、社長から「おまえなにやっとんのやー」とひどく怒られました。
納車場所の自宅に着き、お客さんFと対面しました。(社長からは大学時代の同級生と聞いていました。社長と話している感じをみると、見た目はごくごくふつうの人で、自宅もそんな豪奢ではなく庭付きで土地が広いのでやや裕福な方なのかなと思ったくらいです。)
社長とFの会話のなかで、「途中パーキング寄って車みたとき、こんな斜めっててやなー、載せかえたんやー」と私の失敗を笑い話しにしていました。
この小さい失敗は、このあと起こる事件からするとかわいいものです。あとで振り返るとちょっとした前兆だったのかもしれません。
このあと、このごくふつうのお兄さんにみえるFから、口からでたひとことが私の記憶に焼きつき、いつまでも忘れられないエピソードとなります。
その日は無事に納車を終えました。
納車一週間後
Fの納車から1週間ほどして、社長から「サービスの連中(整備工場のことをディーラーではサービスといい、サービスの連中とは整備士のことをいいます)とFのところに引き取りにいってくれんか?」といわれました。
いつものことで社長は詳しい事情をいちいち話さないため、工場長に事情を確認すると、車を停車したときにたびたびエンジンがとまるということでした。
「新車なのになぜ?」と思いました。
引き取りは、サービススタッフが通常の業務を終わらせてからで、21時ころ出発しました。
おそらく引き取りというムダな時間を、業務の時間にあてたくない社長の考えからです。
FとはO府のとある場所でおちあい、台車と引き換えにワンボックスを積車で引き取り、会社に戻ったのは夜中の2時ころでした。
ここでは私の務めていた会社のブラックぶりがよくあらわれています。サービスも営業も毎日夜遅くまで残業をしているのですが手当なしです。
2~3日してサービスからあがってきた報告は、ヤンキーホーン(ヤンキーホーンとは、クラクションの一種でクラクションより大きな音を出したり、変な音が鳴る部品のことです)を後づけした配線に問題があるとのこと。
工場長からいわせると、このヤンキーホーンはFが用意したモノで、純正ではなく、純正品以外のモノを取り付けて問題がでたら、それはディーラーの責任ではないということでした。
「なんだ、それじゃあお客さんには特に平に謝ることもなく、心配する必要ないやん」、くらいにそのときは思っていました。
ヤンキーホーンの配線をしなおし、サービススタッフと何回か試乗し、運転中にエンジンが止まることはないことを確認しました。
そしてまたF宅へ納車をしにO府まで納車にいくことになりました。その修理後の納車で事件は起こるのです。
次回、【新車ディーラー営業】新車ディーラー営業の失敗談【失敗エピソード①-2】につづく
▼ この記事の動画版もありますので、もしよかったらどうぞ! ▼
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回またお会いしましょう。
でわっ!
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